前回に引き続き、今回もハリポタ・スタジオツアーの様子を紹介する!
当記事内では写真や記述等でネタバレを含む箇所があります、ご注意下さい。
特殊効果エリア
箒に乗って空を飛べる
人気エリアの1つ、写真と動画撮影ができるエリアに到着!シリウス・ブラックのような指名手配犯を模した記念写真を撮ってもらえたり、グリーンバックを背景に箒の乗り物にまたがって実際に空を飛んでいるかのようなCG動画を撮ってもらうことができる。特にCG動画は子供に人気で、当日も多くの子どもたちが箒にまたがって楽しんでいた。もちろん、大人も参加できる。
撮影してもらった写真や動画は隣のカウンターから購入することができる。動画はQRコードの付いた引換券をもらって、オンライン上からアクセスしてダウンロードする。
写真、ポスター、動画、費用はそれぞれ£20だが、全て購入すると£10お得になる。
暴れ柳
ハリーとロンが乗った空飛ぶ車がホグワーツの敷地内に生えている暴れ柳に突っ込み、車がボコボコにされるシーンはとても印象的だったが、実際にセットとして作られたのは車と幹の部分で、電動で車が上下にぐらぐらと動く仕組みになっているのを見ることができる。
秘密の扉
「秘密の部屋」へと続く7匹の巨大な蛇がデザインされた恐ろしげな巨大な扉も、CGではなく実際に製作されたものだったと知って驚かされた。
扉が開く時にずるずると蛇が動くのも電動による仕掛けだったそうで、とても精巧に作られたそのセットに美術班のプライドを感じた。
チャリティ・バーベッジ先生の最期
長テーブルに並ぶヴォルデモートとその取り巻きたち、その上から宙吊りにされているのはホグワーツでマグル学を教えていたチャリティ・バーベッジ先生である。ディメンターに囚われた後、ヴォルデモートに魔法で処刑され、最後には蛇(ナギニ)の餌になってしまうという残酷な結末を覚えている人も多いだろう。
禁じられた森エリア
ホグワーツの敷地内にあるとされている、恐ろしい生物が多く住んでいるという「禁じられた森」へ続くゲートを潜っていく!見た目からして、既におどろおどろしい……
霧に見立てた怪しげなスモークが足元に漂う中、4メートル以上もある太い木々の間を暗がりの中進んで行く様子は、さながら森に迷い込んでしまったかのような感じがするほど。
運が良ければ、ヒッポグリフやアクロマンチュラといった禁じられた森に生息している生き物たちにも遭遇できるかも……?
禁じられた森でのシーンの幾つかは実際にバッキンガム州にある ブラックパーク という公園で撮影されたそうだが、残りのほとんどはこのワーナーブラザーズ・スタジオで行なわれた。ちなみにブラックパークは映画のロケ地として有名で、ハリーポッター以外にも首無し騎士で有名なアカデミー賞映画『スリーピー・ホロウ』やマーベルの人気作『キャプテン・アメリカ』なども撮影されているらしい。
9と4分の3番線
禁じられた森を抜けると、いよいよ9と4分の3番線のプラットホームへ到着!
ホグワーツ特急が蒸気を出しながら、時折、汽笛も鳴らしたりなんかして、本当にこれから魔法学校へ向けて発車するんじゃないかという雰囲気を醸している。
本当に〝THE・ハリーポッター〟という感じがして、自分のような〝マニアじゃないけど雰囲気が好き〟という知識浅めのファンにとっては凄くワクワクできるエリアなんじゃないかと思う。
プラットホームの壁には9と4分の3番線へ向かうためのセットが複数用意されていて、皆熱心にパシャパシャとシャッターを切っていた。
実際のキングス・クロス駅にも同じようなセットが用意されているそうだが、ここではハリポタムードに浸っている人しかいないので通行人に痛い目で見られることがなく、気兼ねなく記念撮影できるのがいい。
実際にホグワーツ特急の中を見学することもできる!
新幹線のような最先端の列車もいいが、こういうノスタルジックなのも雰囲気があって堪らなくいい。
車両部屋には入ることはできないが、通路から撮影で使用されたセットを眺めることが可能。
当エリアにも記念撮影できるコーナーが設けられていて、CGを使って汽車の窓からディメンターに襲われそうになっているものや、飛ぶ車を見つけた時の合成写真を撮ってもらえる。特殊撮影エリアと同様、写真はエリアの出口付近にあるカウンターで購入することができる。
カフェでバタービールを堪能!
プラットホームを抜けた先には「The Backlot Cafe」という飲食スペースがある。ここはスタジオ内で唯一「バタービール」を販売している場所でもあるので、是非逃さないようにチェックしておきたい。
ノンアルコールビールにソフトクリームのような甘めのクリームがマッチして美味しかった!!
お昼前ということで朝食メニューから「ソーセージバーガー」も一緒に注文。
炒めたベーコン、ソーセージ、エッグ、マッシュルームの中から好きなものをピックアップして乗せてもらうだけのシンプルなものだが、これが予想に反して意外と美味しかった(笑)
屋外エリア
カフェの外は野外展示スペースとなっており、『アズカバンの囚人』で登場した伸縮自在に走り回る「騎士バス」やハリーの生家「ダーズリー家」のセットが展示されている。
『死の秘宝』でネビル・ロングボトムが誘き寄せた敵もろとも爆破した「ホグワーツ橋」のセットもあって、こちらは実際に中を歩くことができる。
特殊メイク
野外エリアを抜けて、特殊メイクのエリアへ続く建物に入っていく。
狼人間
ホグワーツ魔法学校で「闇の魔術に対する防衛術」を教えていたリーマス・ルーピン先生の別の顔として登場する、狼人間。撮影のためにボディースーツを作ったはいいものの、あまりの操作の難しさから最終的にはデジタル効果に任せたという経緯があったらしい。
ドビー
マルフォイ一家に仕えていた屋敷しもべの妖精ドビーは、最初は何だコイツと思ったが、ストーリーが進むにつれて感情移入して好きになった人も多いのではないか。悪役ベラトリックスが投げたナイフが胸に刺さって死んでしまう最期は衝撃的で悲しいものだった。
目をつぶって血の滲んだ衣服をまとった展示なんて見たくないよ、悲しくなるからさ……
ゴブリン
ショーケースにリアルなゴブリンの特殊メイクがこれでもかというほど並んでいて、ちょっと気味悪くもある。1つとして同じ顔が存在しないところに、製作陣のプライドを感じることができる。
グリンゴッツ魔法銀行
ゴブリンによって経営されている、魔法界で唯一の銀行。神殿を連想させるようなスタイリッシュなデザインで、天井からは巨大なシャンデリアがいくつもぶら下がっている。
ゴブリンは小さいが知能に非常に優れているおり、魔法界の経済をコントロールしている重要な存在でもある。
一番奥には頭取がどっしりと待ち構えていてるが、記念撮影スポット。
銀行の地下にある金庫へ向かうためのトロッコの展示。
トンネルを抜けると、レストレンジ家の金庫のセットが見えてくる。
ハリーたちが増える財宝に襲われつつも「ハッフルパフ・カップ」を手に入れる様子が再現されている。
ハッフルパフ・カップはヴォルデモートが自分の魂を宿す分霊箱として使用されていた。
ドラゴンに襲われて瓦礫と化した銀行のメインホールの様子。
それ以外は特に何もないように感じるが、少し待つと……
こんな感じで、例のドラゴンが出てきて炎をぶち撒けるという演出がある。スクリーンに映しているんだろうが、これが結構リアルでびっくりすると思う!
ダイアゴン横丁
ハリーポッター・シリーズではお馴染みのダイアゴン横丁のセットも、世界中のハリポタファンが最もワクワクできるエリアの1つだろう。
Weasley’s Wizard Wheezes(ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ)は、あのロンの双子の兄「フレッド」と「ジョージ」が設立したお店で「魔法の悪戯用品専門店」。
ホグワーツ城
ツアーの最後を飾るのは、映画の象徴的な存在でもあるホグワーツ城。
1/24サイズのミニチュアセットとあったが、それでも大きさはかなりのもので通路に沿って一周ぐるりとまわって眺められるようになっている。照明が落ちると花火が上がる演出もあった。
『賢者の石』では Alnwick Castle(アニック城)や Durham Cathedral(ダラム大聖堂)などで城内のシーンを撮影したのだそうだ。
こう見ると周りを崖に囲まれていて相当堅牢な感じもするが、なんせみんな魔法使って飛べるからなぁ〜
ショップ
魔法の杖はそれぞれキャラクター毎にデザインが異なるため、じっくり見ると結構楽しかったりする。
自分は買っていないが、バタービールもボトルで販売されていた。家でもバタービールが飲めるの、今考えたらいいなぁ〜。買っておけばよかったかも。
組分け帽もたくさん積まれていたぞ!
ちなみにスタジオツアーのパンフレットはこのショップのレジでチケットと引き替えてもらえるので、パンフレット付きチケットを購入した方は忘れずにもらっておこう!
カフェ・レストラン
(写真右)エントランス入ってすぐのところにある The Hub Café 、実は知る人ぞ知る「隠れスタバ」となっていて美味しいコーヒーが楽しめる。
(写真左)The Chocolate Frog Café と The Food Hall はエントランス奥にあって、十分過ぎるほど広々したスペースとなっている。
まとめ
ディズニーランドやユニバーサル・スタジオのようなアトラクションが併設されたテーマパークではないため、訪れる前は本当にガッツリ楽しめるのか気になってはいたが、実際に訪れてみると間違いなく誰もが楽しめるような場所だと実感した。
ロンドン市内からもさほど遠くもなく1日あれば十分満喫できると思うので、ハリーポッター好きでイギリスに訪れた人は必ず行っておきたいスポットであることは間違いない。
次回はスタジオツアーへの行き方(直行バス)についてアップする!
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