イギリスのコストコに潜入してみた!

暮らし

世界中に店舗を持っているアメリカの会員制スーパーマーケット、Costco(コストコ)
日本では見られない巨大な倉庫型の建物の雰囲気や、〝アメリカン〟なビックサイズの商品にハマってしまう人も多いはず。

今日はそんな人気のスーパー「コストコ」のイギリス店に潜入した際の様子を書いてみたぞ!!

日本では販売されていない商品も色々と見つけたので、是非見てみてほしい 🇬🇧

イギリスにおけるコストコの店舗数

現在、イギリス国内には29のコストコの店舗がある。

そのほとんどがイングランドにあり、スコットランドに3店舗(エディンバラ、グラスゴー、アバディーン)、ウェールズに1店舗(カーディフ)あるが、北アイルランドを含めたアイルランド島にはひとつもない。(2022年12月時点)

店舗数だけで見ると、日本の31店舗とほぼ変わりない。

イギリスでは会員になるのが難しい?

日本では基本的にお金を払えば誰でも会員になれるが、ここでは少し事情が違うらしい。

というのもイギリスでは会員になるための審査が厳しく、職業制限があったり、審査を受けるために給与明細を提出しなければいけない場合もあるらしい。

ちなみに、以下が Costco UK の公式ホームページに記載されている会員資格グループのリスト

                     ↓↓

金融系、役所、警察、消防などの公務員関係、航空、教育、医療など、思った以上にしっかりと決められているようだ。日本では年会費さえ払えば誰でも簡単に会員になれるものだと思っていたが、もしかすると日本が特殊なのかもしれない。

ちなみに日本で作った会員カードはイギリスを含めた海外店舗でも使用、更新もできるそうなので、これからイギリスに移住予定の方は、先に日本で会員になってから渡英するのがベストだろう。

実際に店舗に行ってみた!

というわけで、奥さんに連れられて実際に店舗に潜入してみた!

まず最初に気付いたのは、入店システムの違いだ。

日本では入店の際に会員カードを提示すればいいだけだが、イギリスではスタッフがしっかり会員カードをスキャンすることになっているらしい。なんでも、どさくさに紛れて誤魔化して入ろうとする人が沢山いるのだとか。

店内の雰囲気は〝見慣れたコストコ〟という感じで、日本とほぼ変わらない気がしたが、並んでいる商品を眺めているうちに少しずつその違いに気付いてきた。

まず最初に目に飛び込んできたのは、この大きな屋根付きのガーデンテーブルセット!日頃から自宅の庭で家族や友人たちを招いて食事やお酒を楽しむ、イギリスらしい商品だ。

イギリス国旗がデザインされたパッケージに詰められたイチゴは、こんなにも沢山 🍓

ケーキコーナーに並ぶキャロットケーキと、レッドベルベットケーキ。

こちらはイギリスのスーパーでよく売られている、チキン・ティッカ・マサラ。

大きめチキンがごろごろ入ったカレールーと、ボリューミーなターメリックライス。イギリスは外食が高いので、これで8ポンドなら相当コスパが良い!

続いて、こちらはメキシコの「ケサディーヤ」という食べ物。

モチモチしたクレープのような生地にチキン、チーズ、野菜などをぎっしり詰めたメキシコのファストフード的な食べ物で、サルサソースとサワークリームを付けて頂く。

これは自分も買ってみたがかなり美味しくて、次回訪れた時も絶対リピートすると思う(笑)

日本の「カツカレー」も発見!!

カツは4、5枚入っているが、その割にルーが少ない気がするのは自分だけだろうか?

以前、ロンドンにある日本の商品を取り扱っているスーパー「Japan Centre(ジャパン・センター)」に行った際、カツカレーは少なくとも1食10ポンド以上はしたはずなので、これで8ポンドならやっぱり安いか。

いつも買っているキムチも、ここでは超ビックサイズ!

市販のもの(300g)と比べると一目瞭然、4倍も大きい(1.2kg)ので量を気にせずガッツリ食べられるのがいい。

【追記】

韓国風の茎ワカメのサラダ、甘酸っぱくてハマりそう……1キロ入って約9ポンド(2023年12月)、ジャパンセンターで同じような商品がプラスチックのパックで売られていたが、そちらが100グラム程度で4ポンド弱(だったはず)なので、これは超お得だと思う。

〝魔女の隠れ家〟で有名な観光地「ウーキー・ホール」を訪れた際、鍾乳洞の中でチーズを熟成させている光景を見たが、なんとコストコでそのチーズが販売されていた!

〝魔女の隠れ家〟ウーキー・ホールを訪れて。
ウーキー・ホール 前回紹介したウェルズから約3キロほど北西に上がった場所に、Wookey Hole(ウーキー・ホール)という場所がある。 ここはかつて魔女たちが隠れ家にしていたという言い伝えが残る、イギリスでは有名な観光名所だ。 チケットカ...

どこか奇妙な雰囲気ののチキンラーメンも。パッケージの写真が見るからに美味しそうじゃない。笑

続いてこちらは、イギリス限定のショッピングバッグ。

水色を基調に、ビッグベン、ダブルデッカー、ストーンヘンジなどイギリスの観光名所が随所に描かれていて可愛らしい。

【世界遺産】中世七不思議の1つ「ストーンヘンジ」に行ってみた!
今回は中世の七不思議にも数えられる、イギリスの観光名所「ストーンヘンジ」を訪れてきたので、その時の様子について紹介していこうと思う! ストーンヘンジとは? ストーンヘンジ(Stonehenge)は、イギリス南部ウィルトシャー州のソールズベリ...

日本のコストコでも稀にアメリカやオーストラリアのバッグを抱えている人を見かけるが、イギリスのものはほとんど見たことがなかったのでひょっとすると貴重かも?

2枚入りで2ポンド以下と安く、嵩張らないのでお土産にいいかもしれない。

ちなみに9月くらいからがっつりクリスマス商品が並び始めるのも、イギリスらしさ。

まだハロウィーンも終わってないのに……😂

フードコートで食べてみた!

コストコと言えば、なんと言ってもフードコート!

「コテージパイ」や「ジャケット・ポテト」など、日本ではお目にかかれないイギリスらしさ満点のメニューがある一方、日本で人気のクラムチャウダーは見当たらず。

やはりイギリス人はフィッシュ&チップス以外の魚介類はあまり食べたがらないのかと思ったが、奥さん曰く、そもそもスープメニューを今まで見たことがないと言っていたのでスープ自体がメニューに無いという可能性も…… 🤔

というわけで自分はいつも通り「ホットドッグ」を頼んだが、この日は通常のソーセージが無かったらしく、代わりにハーブソーセージの入った少し高級感のあるホットドッグになっていた(笑)

ケチャップとマスタードは最初から入った状態となる。
(コロナ終息後に再訪したところ、ソース類はセルフに戻っていたが、日本のコストコにある「レリッシュ」はこちらのトッピングには無いようだ)

バンズは日本のものと違ってセサミ付きではないが、個人的にはイギリスの方が美味しい気がした。

面白いのが〝タマネギ〟で、こちらでは日本のようなセルフトッピング制ではなく、カウンターで注文する際に自己申告する。そしてタマネギは生ではなく、茹でた、もしくは蒸したもの。しかしこれが甘く、柔らかくて非常に美味しかった。

別の日にずっと気になっていた「コテージ・パイ」も食べてみた!

熱々のマッシュポテトの中にほんのり甘いミートソースがたっぷり入っていて、これに関しては想像していたよりも美味しかった(笑)

【追記】

先日、フードコートに行ったらなんとセルフ式のオーダーに変わっていた!

いつもなら順番通りにしか進まず、少人数のスタッフがのんびり働いているためとんでもなく回転率が悪かったが、今回のシステムによって出来たもの順にレシートの番号で呼ばれるようになったので、列が大幅に解消!

これまでは大好きなフードコートでの食事を敬遠しがちだったが、これからはまたフードコートに立ち寄る機会が増えそうだ。

コストコのガソリンスタンドは安い!

これは番外編だが、コストコのガソリンスタンドは一般のところと比べて低価格なのでおすすめ!

我が家もガソリンはいつもコストコで入れているが、その安さゆえ常に混雑している。順番が回ってくるまでかなり時間を食うが、夜であれば比較的空いている。

まとめ

というわけで、今回はイギリスのコストコについて紹介した!

日本のコストコと比べて異なる点が多いわけでもないが、日本では見られない商品も色々とあり、ぶらぶらするだけでも結構楽しかった。特に食べ物のバリュエーションに関しては、さすがは移民大国と思わせるほど充実していたように思う。

この日は奥さんが食べたがっていたサーモンの寿司セットを購入してみたが、脂が乗っていてとても美味しかった!

ちなみに日本ではサーモンはノルウェー産やチリ産が多いが、イギリスではもっぱらスコットランド産が主流。自国で美味しいサーモンをまかなえるって、羨ましい。

ちなみにこのブラウニーも美味しくて、夜な夜なこっそり食べるのが最近の楽しみになりつつある…… 😂

コメント