皆さんは、Oasis(オアシス)というバンドをご存知だろうか?
オアシスはかつて存在したイギリスのロックバンドで、2009年に解散した今でも彼らの曲は世界中で愛されている。サッカー界のスター、リオネル・メッシがオアシス好きを公言していたり、彼らの代表曲が90年代の楽曲としては初めて、Spotify で再生回数10億回を突破した曲となったり……解散してもなお、オアシスの曲が流れない日はこの世界にないといっても過言ではないほど。
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もちろんイギリスでもしょっちゅう流れていて、ラジオから聞こえてきたり、コマーシャルソングに採用されていたり、パーティーソングになっていたり、イングランド代表の試合前にサポーターが合唱するのが慣例化していたり……とにかく皆オアシスが大好きなのだ!!
そんな偉大なロックバンドだが、イギリス国民から真に愛されているかと言えば、実はそういうわけでもないらしい、ということがイギリスに来てから少しずつ分かってきた。
というのも、 オアシスの曲は好きだが、オアシス自体は好きじゃない と話す人が思いのほか多いということだ。つまりそれって〝嵐の曲は好きだけど、嵐自体は好きじゃない〟ってこと??
いやいや、そんなのあり得ないだろう……!!
では、なぜこの世界的ロックバンドは母国イギリスでそういった扱いを受けているのだろうか?色々な人に尋ねたところ、どうやらその理由はギャラガー兄弟のキャラクターによるところが大きいらしい。
ということでまずはこちら、オアシスに対する視聴者のアンケートを本人に見せた時の動画をちょっと見てほしい。
本人はご機嫌に話しているようだが、特筆すべきはその言葉遣い。いわゆる〝NGワード〟のオンパレードで、とても子供に見せられるものではない。マンチェスター訛りの早口で捲し立てられると、もはや何を喋っているのか分からない(笑)
日本人の思い描くポッシュなイギリス英語とは正反対の〝超ローカル〟なイングリッシュ、これこそ残念ながら彼らがイギリス国民から真に愛されない理由なのだ!
ちょっとお行儀の悪い兄弟がイギリスの代表のようになっていることを恥ずかしがる人が多いにもかかわらず、彼らの作り上げた曲の多くが美術館に飾られるような一級品であることを認めざるを得ず、いわゆる〝オアシス嫌いのオアシス好き〟がイギリスには多い、というわけ。
例えばうちの奥さんは彼らを「Dick(=男性器、〝クソ野郎〟の意」と呼ぶが、カーラジオで彼らの曲が流れると、そんなこと忘れたかのように気持ちよさそうに口ずさむ。つまり、彼らのことが大好きなのだ 🤭
どうだろう、あなたもだんだんオアシスが好きになってきたんじゃないだろうか?
まだオアシスの曲に馴染みがないという方は、とりあえずファーストアルバム『Definitely Maybe』とセカンドアルバム『Morning Glory?』さえ聴いておけば〝ファッキング〟OK 👌
ちなみに自分のお気に入りは「Live Forever」と「Stand By Me」だぞ!
というわけで、今回はイギリス生まれの世界的ロックバンド「オアシス」を紹介した!
是非とも、彼らの楽曲から〝英国魂〟を感じてみてほしい 🇬🇧
ちなみに本場では「オウェイシス」と発音されるので注意、イギリスに来る際は是非忘れずに覚えておこう!
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