歴史、経済、カルチャー、どれを取っても常に世界をリードし続ける、イギリス。
同じ島国であることや、ロイヤルファミリーと天皇家など日本との共通点も多いことから、イギリスという国に親近感を持つ日本人も多いはずだ。
そこで今回は、そんなイギリスに興味を持っている方にお勧めしたい Amazon Prime で楽しめる、イギリスが舞台の映画を10作品 を紹介したい!
これらの映画を通してもっとイギリスを知って、もっと好きになろう!🇬🇧
ロンドンの町を冒険したい方に!
「パディントン」
イギリスの児童文学「くまのパディントン」がオリジナルのファミリー映画。
ひょんなことからイギリスにやってきたクマのパディントンが、ロンドンの街を大冒険!笑いあり、涙ありのストーリーで大人から子供まで皆で楽しめる!
実際のパディントン駅には同キャラクターの銅像や「パディントン・ストア」という土産物屋もあり、ロンドンの新たな観光スポットとしても人気になっている。くまのキャラクターといえば「プーさん」が有名だが、最近ではむしろパディントンの方が有名なんじゃないかという気もする。
ラブコメ映画が好きな方へ!
「ノッティングヒルの恋人」
ロンドンのノッティングヒルで旅行用本屋を営んでいるウィリアムの店に、ハリウッド女優のアナがふらりと訪れる。その後、街でバッタリ再会した2人は徐々に惹かれ合い、身分の違いを超えた恋に発展していくのだが……
ロマンティック・コメディの帝王と呼ばれたヒュー・グラントと、ジュリア・ロバーツが出演する超有名人気ラブストーリー!
映画に出てくる本屋があった場所(現在はお土産物屋)は、現在は人気の観光スポットとなっており、世界中から多くの人が訪れることでも知られている。
「ロンドン、人生はじめます」
お洒落なショップや綺麗な公園が多くあるロンドンの高級エリア「ハムステッド」で暮らす未亡人のエミリーは、夫が亡くなった後に発覚した浮気のことや借金などに頭を悩ませていた。そんな時に自分らしく自然に生きるドナルドと出会い、惹かれ合っていくのだが、そこに大きな問題が立ちはだかり……
あるホームレスの男性が人々に助けられてハムステッドの土地の所有権を手にし、一夜にして資産家になった実話を映画化。アカデミー賞女優のダイアン・キートンと、ハリーポッター・シリーズで〝マッドアイ〟を演じたブレンダン・グリーソンが共演が届ける、希望と感動のストーリー!
子供と一緒にイギリスを楽しみたい方に!
「101匹わんちゃん」
子供と一緒に、でもイギリスの雰囲気も楽しみたいという方にオススメなのが、ディズニーの「101匹わんちゃん」。
ダルメシアンの主人公ポンゴが、妻のパーディと共に誘拐されてしまった子犬たちを探しに出るという物語で、ひと昔前のロンドンが舞台となっている。赤い二階建てバス(ダブルデッカー)やビッグベンなどアイコニック的なものはもちろん、ポンゴのお散歩コースがリージェンツ・パークだったり、随所にロンドンの雰囲気を味わうことができる。
手に汗握る展開が好きな方に!
「007 スカイフォール」
〝ジェームズ・ボンド〟と言えば誰もが分かるほど有名なイギリスのスパイ映画「007」、その新シリーズで一番のヒット作となったのがこちらの作品。
ナショナル・ギャラリー、実際のイギリスの秘密情報部(MI6)のビル、地下鉄(Tube)での追跡劇など、本当に見どころが沢山!

ダニエル・クレイグ演じる硬派な〝ボンド〟のイメージが一気に浸透し、その年のアカデミー賞でも2冠に輝くなど折り紙付き。歌曲賞に輝いたアデルの「スカイフォール」もダークでノスタルジックな雰囲気を醸し出していて超カッコイイ!
映画とじっくり向き合いたい方に!
「わたしは、ダニエル・ブレイク」
イギリス北東部ニューカッスルに住む職を失った初老の男性ダニエル・ブレイクと、ロンドンから引っ越してきたシングルマザーのケイティとその子供たちとの世代を超えた交流を描いた物語。
先進国イギリスの社会保障制度の問題点、それに翻弄されてしまう社会的弱者の人たちの苦悩が痛々しくも鮮明に描かれている。第69回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルム・ドームに輝いたほか、文部科学省特別選定作品にもなっており、単なる娯楽としてだけでなく、イギリスという国における社会問題についても深く考えさせれる1本。
きっと、鑑賞後に何か心に残るものがあるはず。
「わたしを離さないで」
日系イギリス人のノーベル賞作家「カズオ・イシグロ」による長編小説の映画版で、キャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイなど豪華俳優陣が出演。
イギリスの寄宿学校〝ヘールシャム〟で暮らす子供たちの人生を綴った物語。ここまで聞くとどこかほのぼのしたイメージだが、実は彼らの人生は〝誰かのために使われる〟という衝撃的な運命にあることを知らされる。
自分の未来が既に決められているというやるせなさと、それに抗おうとする想いが複雑に絡み合っていく…
映画を通して〝生きることの意味〟を深く考えさせられる1本となっている。
イギリスの貴族社会に憧れがある方に!
「プライドと偏見」
イギリスの文豪ジェーン・オースティンの有名小説「高慢と偏見」を映画化した作品。
舞台となるのは、まだ女性に相続権が与えられていなかった18世紀のイギリス。
貴族の中でも中流レベルのベネット家では、4人の娘たちの結婚相手探しに躍起となっていた。そんな中、たまたま隣に裕福なビングリーという男性が親友のダーシーを連れてやって来る。主人公のエリザベスはダーシーと言葉を交わすが、彼の傲慢な態度に腹を立て、二度と会わないと心に誓ったのだが……
パイレーツカリビアンで一躍有名になったイギリス人女優「キーラ・ナイトレイ」が主演するアカデミー賞受賞作。貴族社会の中でうごめく〝見栄〟や〝プライド〟に苦悩しながらも、必死に真実の愛を見つけようと模索する主人公の姿に感動する。
イギリスの田舎景色や音楽などとにかく全てが美しく、是非とも女性にオススメしたい作品!
イギリス王室について関心がある方に!
「英国王のスピーチ」
吃音に悩まされ続けていたイギリス国王「ジョージ6世」が、オーストラリア出身で一般階級だった言語聴覚士「ライオネル・ローグ」と共にユニークな治療法で懸命に吃音症の克服を試みるという、実話に基づいた物語。
ジョージ6世役にイギリスの名俳優コリン・ファース、その妻役にハリーポッターで恐ろしいベラトリックス役を演じたヘレナ・ボナム・カーター、言語聴覚士のライオネル役にパイレーツ・オブ・カリビアンでバルボッサを演じたジェフリー・ラッシュが務める。
立場上、様々なスピーチを行なわなければならないジョージ6世にとって吃音が与える苦痛がどれほどのものだったかが痛いほど伝わってくる。コリン・ファースがこの作品でアカデミー主演男優賞を獲ったのも頷ける。作品全体として4つものアカデミー賞を受賞しており、まさに名作!
番外編(劇場公開中)
エンパイア・オブ・ライト
最後に番外編として、2023年3月現在、日本の映画館で上映中の1本を紹介して終わりたい。
舞台は1980年代初頭のイギリスの海辺の町「マーゲイド」。寂れた映画館で副支配人を務める心に傷を負った白人女性のヒラリーと、希望を持って入社してきた黒人の新人スタッフ〝スティーブン〟との淡く切ない交流を描く。
監督は「スカイフォール」を指揮したサム・メンデス、主演は「女王陛下のお気に入り」でアカデミー主演女優賞を獲得したオリヴィア・コールマン。
時代に翻弄される黒人青年を演じたイギリスの若手俳優マイケル・ウォードがとても良く、満足度の高い映画だったのでオススメしたい!
まとめ
というわけで今回は、Amazonプライムで楽しめる「イギリス」が舞台となっている映画を幾つか紹介してみた。
プライム会員になると映画だけでなく書籍も追加料金なしで読むことができたり、音楽のストリーミング再生も広告なしで利用できたりと、Amazonをより有意義に利用できる!
値段も月額500円、年間契約すると4900円(月額408円)ともっとお得になる!
よくAmazonを利用するという方はプライム会員になって損はないので、この際にぜひ検討してみてはいかがだろうか?

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