イギリスでは4月に入ってイースターホリデーが始まるということで、我が家ではひと足早く家族旅行に行ってきた。
今回訪れたのは、ロンドンからほど近いサリー州にある「Chessington World of Adventures」という大型の複合型テーマパーク。旅行予約サイトなどでは〝チェシントン〟と表記されているものが多いが、ネイティブは〝チェジントン〟と濁って発音しているので自分もそれに倣った。
早朝に出発し、高速に乗って約1時間半。
開園前に到着した理由は、自分たちのように園内のホテルの宿泊者は一般開園前に早期入場できるから。
というわけで通常のエントランスからではなく、ホテル内から入場!
まず向かったのは、「The Gruffalo River Ride Adventure」というアトラクション。
〝グラファロ〟とはイギリスで有名な童話に出てくる怪物で、イギリスでは知らない人はいないほど。学校用の教材としても使われているとのこと。
あるネズミが危険な森の中を〝グラファロと食事をする〟という理由で回避していくのだが、最後に本物のグラファロが待っていて……という物語に合わせて、水に浮かぶ乗り物に揺られながらグラファロの世界観を旅する、といった感じ。
途中で少し濡れる場面があるので、冷たい思いをしたくない人はポンチョを着た方がいいかもしれない。ちなみにポンチョは園内でも買うことができる。
お待ちかね、グラファロの登場!
というわけで約5分ほどのアトラクションだったが、意外によく作られていて面白かった。
続いて乗ったのが「Seastorm」というアトラクション。遊園地でよく見かけるぐるぐる回るやつだが、乗ってビックリ、スピードがとんでもなく速い……!!それに加えて各乗り物も途中で回転し始め、目が回るのなんの。
子供より体重のある大人たちは遠心力でぶっ飛ばされそうになるのをバーを握って必死に耐えていて、後ろに座っていたお父さんたちも終わってから笑ってしまっていた。
ちなみにこちらの「Elmer’s Flying Jumbos」というアトラクションもかなりのスピードで回るうえ、体感時間も相当長く感じたので、乗り物酔いをする方は避けた方が無難かも(笑)
「ぞうのエルマー」もきっと誰もが知っている超有名な絵本だと思うが、イギリスの絵本だとはここに来るまで知らなかった。
頭がクラクラしてきたので一旦ぐるぐるをストップし、別のエリアへ。
今度は「Tomb Blaster」という何やらインディ・ジョーンズを模したような雰囲気のアトラクションへ。
銃の形をしたライトを照らしてポイントを競う、シューティング型のアトラクションらしい。東京ディズニーランドにあるバズ・ライトイヤーのものに似た感じ。
ミイラや巨大コブラなど古代エジプトの呪いっぽい雰囲気で、子供から大人まで楽しめる感じ。
数回乗ってみて思ったのは、壊れているのか知らないが正しくスキャンされない銃もあって、終わってみて点差に驚かされることが何度かあった。1回目のスコアが7,730、2回目が58,000。ちなみに奥さんは逆パターンで2回目がめちゃくちゃ低くて怒っていた。笑
ちょっと疲れてきたので、ここで一旦休憩タイム。甘いものが欲しくなったのでドーナツを買ってみたのだが、これが予想外の美味しさでビックリ。揚げたて、ふわふわ。2日間の滞在で他にもパーク内で色々食べたが、結局このドーナツが一番美味しかった。
イースターということで、ダンサー方々もバニーの格好をして踊っていた。
美味しいドーナツで体力を回復した後、向かったのは「Tiger Rock」という、スプラッシュ・マウンテン的なアトラクション。結構ちゃんと濡れるし揺れるので、写真撮影はできず。
人気アトラクションの1つということで、自分たちが終わった後の待ち時間はなんと90分に!
スポンジ球を使ったプレイエリアもあって、並ぶのに飽きてきた娘はここでしばし他の子供たちとストレス発散タイム。
すぐ近くに別のぐるぐる系アトラクションがあったり、アヒルすくいでぬいぐるみをゲットできるコーナーがあったり……
というわけで最後に向かったのが「Zufari」というサファリライド。
でかいジープに乗って、動物園をぐるっと一周。
18時でパークは閉園なので、そろそろホテルに戻ることに。
既にオンラインチェックインを済ませていたので、受付でキーを貰ってそのまま部屋に直行。
窓からはパーク内の広々としたサファリの様子が眺められる。
ホテル内のレストランでの朝食バイキングは、ベーコン、ソーセージ、ブラックプディング(豚の血を固めたソーセージ)、オムレツ、バターで炒めたマッシュルーム、ハッシュドポテト、それにパンといった感じで、フレッシュな野菜は一切なし。
まぁイギリスあるあるだから仕方ないが、流石に朝からガッツリ脂っこい食事は日本人の胃には少し堪える……
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というわけで今回はロンドンからほど近い複合型テーマパーク、「チェジントン・ワールド・オブ・アドベンチャーズ」に訪れた様子について紹介した!
定番なものからイギリスの絵本をモチーフにしたものまで様々なアトラクションがあり、家族みんなで楽しめる場所だ。6月には「ジュマンジ」の新エリアもオープン予定だそうで、今後はより来訪客が増えるはずだ。
水が掛かるアトラクションが多く、またイギリスということで天候も変わりやすいので、濡れるのが嫌な人はポンチョや折り畳み傘などを持参することをお勧めする。
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