皆さんは、Oasis(オアシス)というバンドをご存知でしょうか?
オアシスは1991年にイギリス・マンチェスターで結成された伝説的ロックバンドで、2009年に解散した今でも(2024年8月に再結成を発表!!)、彼らの楽曲は世界中で愛されています。
あのリオネル・メッシがオアシス好きを公言していたり、「Spotify」において彼らの代表曲が90年代の楽曲としては初めて再生回数10億回を突破したり……、解散後もオアシスの曲が流れない日は無いといっても言いほど、大きな影響力を持ったミュージシャンです。
もちろんイギリスでもしょっちゅう流れていて、運転中にラジオから聞こえてきたり、テレビのCMソングになっていたり、パーティーアンセムとして会場で流されていたり、サッカーの試合でサポーターが大合唱していたり……
「イギリス = オアシス」みたいなところもなくはない、と言っても過言ではありません。
そんな誰もが認める偉大なロックバンドなわけですが、〝イギリス国民から真に愛されているかと言えば、実はそういうわけでもない〟という衝撃の事実をここイギリスで実感しつつあります。
——どういうこと!? 皆あんなにオアシスの曲聴いてるのに?!?
まさにそれなんです、自分が感じたことは。これだけ彼らの楽曲を聴いていて、国民から愛されていないわけない、と。
というわけで周りで調査してみると、暫くしてある意見が予想以上に多いということに気付きました。
〝 オアシスの曲は好きだけど、オアシス自体はそんなに好きじゃない 〟
——嘘だ……。それってつまり〝嵐の曲は好きだけど、嵐自体は好きじゃない〟ってこと……? いやいや、そんなのあり得ないでしょ……!!!!
にわかには信じられませんでしたが、彼らが母国でそういった扱いを受けている背景には、どうやらオアシスというグループの核を為す〝ギャラガー兄弟〟の存在によるところが大きいのだそう。
というわけで、まずはこちらの動画を観てみましょう。オアシスに対する視聴者のアンケート結果を、弟のリアム・ギャラガー本人に知らせた時の反応です。
いや〜、何ともほのぼのした、時折クスッと笑えるような良い動画でしたね!……え、違う? あ、そうでした、すいません。
というわけで本人は大変ご機嫌に話しているようですが、特筆すべきはその言葉遣い!!
いわゆる〝NGワード〟のオンパレードで、とても子供に見せられるものではありません(笑)マンチェスター訛りの早口で捲し立てられると、もはや何を喋っているのかさえ分からない……😂
日本人の思い描くあの洗練されたクイーンズ・イングリッシュとは正反対の、超ローカルでド汚いイングリッシュ!!
これこそ、オアシスがイギリス国民から真に愛されない理由なんです!!
要するに、世界遺産レベルの超一級品を創り出してしまうとんでもなくお行儀の悪い兄弟を、煙たく感じるものの無視することも難しい、という感じだと説明できると思います。
例えばうちの奥さんなんかは愛着を込めてギャラガー兄弟を〝Dick/クソ野郎〟と呼びますが、運転中にラジオから彼らの曲が流れると本当に気持ちよさそうに彼らの曲を口ずさみます 🤭
これが、本場イギリスなんです 🇬🇧
どうでしょう、あなたもだんだんオアシスが好きになってきたんじゃありませんか?
「これからもっと聴いてみたい!」と思った方は、とりあえずファーストアルバム『Definitely Maybe』とセカンドアルバム『Morning Glory?』さえ聴いておけば フ○ッキング・オーケー!👌
ちなみに自分は「Live Forever」と「Stand By Me」がお気に入り 🎵
是非、彼らの楽曲から本物の〝英国魂〟を感じてもらえればと思います 👑
ちなみに本場では〝オアシス〟でなく、「オウェイシス」と発音されるので注意!!
イギリスにお越しの際は、忘れずに覚えておきましょう!
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