週末はローカルなイギリスのガーデンセンターへ。

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「イングリッシュガーデン」の本場

忙しかった平日が終わり、日曜日に奥さんのお婆ちゃんが度々行きたがっていたエセックス州のガーデンセンターへ訪れた。

日本では、これまでずっとマンション暮らし。ガーデニングなどとは無縁の生活を送ってきた、ガーデニング素人と言える自分がイングリッシュガーデンの本場イギリスでちゃんと生きていけているのか心配になっている方もいるはずだが……

Don’t worry, I’m alive!
(安心して下さい、生きてます)

というわけで、ガーデニングに疎くてもイギリスで生きていくことは十分できる。

とはいえ、さすがに無関心でい続けるわけにもいかない(奥さんもお婆ちゃんもガーデニング好き)ので、これを機に自分も意欲的に学んでいこうと思う。

店内は思ったよりも広く、ガーデニングに関する様々な商品が置いてある。地元のイギリス人もお店の人に質問しながら皆熱心に買い物していた。

ガーデニング素人が初めて知ったこと①

イギリスの有名な薔薇のブランドがある

David Austin はイングリッシュ・ローズを手がけるブランドで、大体どこのガーデンセンターでも見ることができるほど有名。

ブランド名にもなっているバラ育種家のデビッド・オースティン氏が作り出した薔薇は、イギリスのみならず世界中で高い評価を受けているそうで、確かにそのエレガントな色合いと香りは普通の薔薇とは違って高級感があるような気がした。

デヴィッド・C・H・オースティン - Wikipedia

桜が日本を象徴する花であるように、薔薇はイギリス、イングランドを象徴する国花である。

中世に起こった2つの家の王位継承争い(薔薇戦争)に勝った、赤薔薇が記章の「ランカスター家」の流れを引き継いだことによってイングランドの国花が〝赤い薔薇〟になったという。

現在フランスでラグビーW杯が開催されているが、ラグビーイングランド代表のエンブレムはまさしく〝レッド・ローズ〟。自分もラグビーの聖地トゥイッケナムで観戦したことがあるが、白地のユニフォームに赤い薔薇が付いたシンプルなデザインが格好良くて好きだ。

【ラグビー】聖地トゥイッケナムで日本vsイングランドを観戦!
ラグビーW杯フランス大会もいよいよ間近に迫ってきた中、なにやら日本代表が聖地〝トゥイッケナム〟でイングランド代表とフレンドリーマッチを組むというニュースが入ってきた! せっかくイギリスに住んでいるわけだし、大学時代に秩父宮ラグビー場に行って...

コレオプシスという紫がかったピンクの花が綺麗で庭に植えたら良さそうだったが、品種が〝American Dream〟ということで、どうも奥さんからの同意を得られなさそうな気がして手に取れなかった(笑)🇺🇸

ガーデニング素人が初めて知ったこと②

イギリス人はガーデンセンターで普通に食事をする

これまでの経験上、ケーヨーD2やコーナンなどでランチをしようなど考えたこともなかったが、イギリス人はガーデンセンターで普通に食事をする。なんなら、食事をするためにガーデンセンターに行くこともあるそうだ。

フィッシュ&チップスを頼もうと考えていたが、たまには違うものにもトライしようということで Scampi & Chips をなるものをオーダー。

鱈ではない別の魚なんだろうと思っていたが、実は Scampi(スカンピ)はヨーロッパで広く親しまれている「ヨーロッパアカザエビ」のことらしく、意図せず〝エビフライ〟を注文してしまうことになった。

https://www.thefishsociety.co.uk/blogs/fishopedia/scampi

イギリスの排他的経済水域(EEZ)内で多く水揚げされるとのことで、確かにイギリス国内のパブやレストランのメニュー表には〝Scampi〟の名前がよく載っている気がする。

フライにしたりパエリアに入れたりするのが一般的で、プリプリとした食感と濃い味が1度食べるとクセになる。シンプルにレモンをかけて頂くのも良し、マヨネーズを付けるとよりリッチな味わいになって美味しかったりする。

ガーデニング素人が初めて知ったこと③

ガーデンセンターには地元の特産品も売っている

店内を歩いていると、ガーデンニング用品だけでなく、瓶詰めのジャムやカード(Curd)なども見つけた。

このエリアで作られた特産品とのことで、UKでなくMade in Englandと表記されているところがまた良い 🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

紅茶と一緒に頂くスイーツの定番、レモンケーキも置いてあった。

ガーデニング素人が初めて知ったこと④

ガーデンセンターには金魚も売っている

ガーデニングというから植物だけと思いきや、魚も売っていた。

特に「金魚」や「鯉」は日本庭園の影響を受けたイギリス人たちの間でも人気があるそうで、ガーデンセンターでも大きい水槽に入れられて販売されていた。写真は撮っていないが「出目金」もいた。

しかも、みんなそこそこいいお値段。

この屋根が付いた白いやつ(ガゼボ)は『どうぶつの森』では持っているものの、実際に売られているのを見たのはこれが初めてな気がする。

どんな人が買うんだろう……?と思ったが、よくよく思い返してみると、奥さんの実家のお隣さんが庭に置いていた。そのお隣さんはめちゃくちゃ普通。

ちなみにイギリスでも〝あつ森〟は人気で、意外とやっている人は多い。英語圏では『Animal Crossing』というタイトルで売られている、というどうでもいい話。

まだ未プレイでこれから海外留学やワーホリを考えている方、ぜひ買いましょう。

お庭にこんなブランコ置けたら絶対楽しそうだけど、400ポンドはちょっと高いなぁ……

ちなみに写真の絵文字は奥さんのリクエスト、なんかシュールで怖い。笑

チューリップの球根だって、こんなに沢山!

オランダのキーケンホフ公園で見たチューリップ畑が本当に綺麗だったので、ガーデンニング素人の自分も庭で育ててみたくなった。

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ところで球根を英語でどう呼ぶのか分からなかったので義理の妹に「Seeds?」と聞いたところ、「Bulbsだよ!」と教えてくれた。

こうして休日にぶらぶら出掛けながら新しい英単語と巡り合うのが、最近の日課になりつつある。ただ新しい英単語って本当に無限に出てきて、なかなか覚えられない……😅

久々にちょっとふざけた記事になってしまったが、こんな感じでイギリスのガーデンセンターをぶらつきながら過ごす休日も悪くないと思った。

せっかくイギリスに住んでいるので、これからは〝ガーデニング男子〟を目指しても良いかも…… 🌱

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