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歴史ある英国のフットボール場「クレイヴン・コテージ」でフラムの試合を観戦!

スポーツ
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お義父さんに付き添ってノリッジのカラバオカップ、アウェー戦を応援してきたので、今回はその時の様子をお伝えします!

対戦相手は、イングランド1部のプレミアリーグの古豪、Fulham FC(フラム)🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

強豪ではありませんが、ビッグクラブを食うこともあって弱くもない。イメージ的には〝The 中堅〟といったところでしょうか。日本のメディアによっては〝フルハム〟と表記するところもありますが、イギリスではそう呼びませんし、通じないのでご注意を。

フラムといえば、オーストラリア代表のGK「マーク・シュウォーツァー」がいた頃を思い出しますね〜。あの頃のオーストラリアは、キューウェル(リヴァプール)、ケーヒル(エバートン)、ニール(ブラックバーン)、ムーア(ニューカッスル)など、プレミアで活躍するタレントが沢山いて、日本にとっては憎らしいくらい手強い相手でした。

というわけで、今回はイギリスで初めてのアウェーゲーム!!

最寄りはロンドン西部の高級住宅街「ハマースミス地区」に位置する、地下鉄ディストリクト線の Putney Bridge(パットニー・ブリッジ)駅。

2つ手前の駅にはチェルシーの本拠地「スタンフォード・ブリッジ」の最寄りとなる、Fulham Broadway(フラム・ブロードウェイ)駅があり、行きの電車内では同じくこの日試合のあるチェルシーのサポーターも多く見かけました。

テムズ川沿いの道からは、夕日に照らされた美しいパットニー・ブリッジを見ることができました。

橋が掛かる前の1950年頃までは、ワンコインで対岸を行き来する〝ペニー・フェリー〟という船が行き来し、週末になると多くのフットボールファンを運んでいたのだそう。

1ペニーは、日本でいう〝1円〟みたいなものです。

静かな川沿いをスタジアムに向かって歩いくと、のんびり犬を散歩させたり、ジョギングを楽しむ人、ボートの練習に勤しむ学生たちの姿も。

実はこのパットニー橋の周辺は、学生スポーツとして有名なあのオックスフォード大学とケンブリッジ大学の伝統のレガッタ対抗戦「The Boat Race」のスタート地点だそうです 🚣

サッカーばかりに目が行きがちなイギリスですが、テニス、ラグビー、レガッタ、競馬など本当に様々なスポーツイベントがありますね。

自分は大学時代にスポーツの国際文化学、人類学について専攻していたこともあって、イギリスの貴族が余暇を利用してさ多くのスポーツを考案し始めたことを勉強していたので実際に来ると本当に面白いです 🇬🇧

川沿いの道から一転、今度は閑静な住宅街を通り抜けていくと……

年季の入った煉瓦造りの駅のような建物が見えてきました。

確かスタジアムはここら辺にあるんだけど……と思いながら近づいてよく見てみると、実はこの建物がスタジアムの入り口でした!!😲

完全に周囲の雰囲気に溶け込んでいたので、〝本当にこれがスタジアム?!〟という感じでしたが、まさしく縦長のこの建物こそ「クレイヴン・コテージ」、フラムが本拠地とするスタジアムです。

1780年に当時の William Craven(ウィリアム・クレイヴン)男爵が建設した〝コテージ〟が起源となっており、建物の一部はイギリスの重要文化財にも指定されています。

正面にはクラブのレジェンドでイングランド代表のキャプテンとしても活躍した Johnny Haynes の銅像が建っています。

スタジアムの周辺で写真を撮っていると、そのうちにセキュリティーが集まり始め、選手たちを乗せた大型バスがやって来ました!

驚くべきは、なんと言っても周りが〝普通の住宅街〟ということ。

大きなスタジアムと違ってクレイヴン・コテージには大型バスがスタジアムに乗り込むスペースが無く、そのためバスは住宅街の歩道に横付けする形で選手を降ろします。

そのため、スタジアム入りする選手たちを間近で見ることができますし、選手からハイタッチを貰う子供のファンもいました。チェルシーで活躍した元ブラジル代表のウィリアンが出てきた際は、フラムサポーターから大きな声援が飛んでいましたね。

選手のスタジアム入りを見届けた後はいよいよクレイヴン・コテージの中へ入っていくのですが、入場ゲートが驚くほど狭い!!

大人1人がやっと通り抜けられるほどのスペースしかなく、恰幅のいいサポーターは身体をねじ込むようにして入場していましたが、それをネタに歓声や笑いが起きるのもイングランドという感じがして面白かったです(笑)

古き良きイギリスのフットボール文化を象徴するかのような味のある外観は、ビッグクラブのそれとはまた違った美しさがあっていいですね!

スタジアムを象徴するコテージにはVIP用の特別なバルコニー席があるそうで、扉の前にはスタッフが待機していました。

というわけで、こちらがスタンド席からのクレイヴン・コテージの全体像。

右手に見える駅舎のような綺麗な屋根付きの正面スタンドが、先ほどのコテージと共に文化財に指定されているそうです。

パノラマ撮影した写真からだと、右端に独立したコテージのバルコニー席が確認できると思います。

周りにいるおじさんたちが食べているのを見て、自分も試合前に軽く腹ごしらえ。このチキンパイが本当に美味しくて、2つ、3つ余裕で食べてしまえそうなほど 🥧

おじさんたちが食べているものを頼めば間違いないというのは、日本のみならず万国共通です(笑)

ということでお腹も満たされ、いよいよキックオフ!!

ノリッジも惜しいシーンを何度も作りますが、あと1歩のところで決めきれず、モヤモヤする時間帯が続きます……

後半にフラムに2点目を奪われた後、ノリッジもすぐさま1点を返しことに成功したのですが、何度か訪れたビッグチャンスを決めれず、1ー2でフラムに負けてしまいました。

1部と2部の力の差が垣間見える試合でした、やっぱりフラムは強かったです 👏

ということで、カラバオカップのフラム戦の様子をお届けしました!

アーセナルやリヴァプールなどのビッグクラブとは違い、中堅〜下位のクラブになればなるほど観光客の数は減り、スタジアムは地元のサポーターばかりになってきます。そういう意味では〝ローカル〟なイギリスのフットボール文化を感じたい人にとってお勧めのクラブかもしれません。

ロンドン中心部にある歴史あるスタジアムという事で、スタジアムツアーに参加するのも面白いかもしれませんね!

Craven Cottage (クレイヴン・コテージ)

ロンドン地下鉄ディストリクト線、パットニー・ブリッジ駅から徒歩15分

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