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【オランダ・ベルギー旅行⑦】「アンネ・フランクの家」を訪れて。

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今回は、アムステルダムにおける観光スポットの1つ、 Anne Frank House (アンネ・フランクの家)に行ってきました。

その名の通り、ナチスのホロコーストによって命を失ったユダヤ系ドイツ人の少女「アンネ・フランク」が隠れ住んでいた家です。

ナチスに捕えられるまで、彼女は約2年間、この隠れ家で身を潜めていました。

戦後、生き残った父親の オットー・フランク の尽力によって「アンネ・フランク財団」が設立され、現在は博物館としてホロコーストや人種差別の悲惨さを啓蒙する〝負の遺産〟として多くの観光客が訪れています。

アンネ・フランクの家は「完全予約制」となっており、チケットの販売はオンラインでのみ。当日券は販売されていません。

アムステルダムでも有数の観光スポットということで、数か月先まで予約で埋まっているということもあるそうなので、訪問予定の方は少なくとも1か月前からチェックしておいた方が良さそうです。

館内での写真撮影は禁止なので、ブログに載せられる写真はこのエントランスまで。無料の音声ガイドは日本語にも対応しています。

負の歴史ということもあって、どの部屋も薄暗く、展示品にのみライトが当てられているような感じでおどろおどろしいです。

建物は2棟編成で、外に面している建物がアンネの父の事務所となっており、奥にある〝正面からは見えない建物〟がアンネたちの隠れ家となっています。

2棟を繋ぐ通路には大きな本棚があり、隠し扉になっていたのが印象的でした。隠れ家ということもあって全体的に狭く、急な階段の登り下りもあるので意外と大変です。

有名な「アンネの日記」の現物も展示されていますし、ゲシュタポ(ナチスの秘密国家警察)に囚われてからのアンネの名簿なども展示されていました。

正直、自分はこれまでアンネ・フランクについてそこまで詳しく知りませんでしたが、かなり興味深く見学できました。

昔の隠れ家をそのまま博物館にしているということもありますし、展示の仕方(音声ガイド、映像等)もかなり作り込まれていて、思わず引き込まれてしまう感じでした。

本棚の隠し扉、アンネの日記(現物)、ナチスのスタンプが入ったアンネの名簿などは特に印象的かと思います。負の遺産ということでなかなか胸が辛くなりますが、これが戦争ですからね。

現在、イスラエルとパレスチナで争いが起きていることを考えると余計に考えさせられますね。〝歴史は繰り返す〟と言いますが、悲しいかな、結局はこれが人間の本質なのかもしれません。

ちなみに「アンネ・フランクの家」の公式YouTubeチャンネルでは、実際にアンネと家族がこの隠れ家でどのように暮らしていたかを現代のアン目線で追体験することができます。

Vlogのような感じでホロコーストの恐ろしさを体験できるので、興味のある方は是非こちらも観てみてはいかがでしょうか。

Anne Frank House(アンネ・フランクの家)

アムステルダム中央駅より、トラム「Westermarkt駅」で下車すぐ。

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