実はこのところワーホリに関する質問をちょこちょこ頂くのですが、自分はワーホリのためにイギリスに来たわけではないので、ワーホリの方にも役立ちそうなことを書いてはいても、ワーホリの内容そのものには踏み込まないようにしてきました。
イギリスでワーホリをしていれば勿論詳しく書いていたと思いますが、なんせ抽選に1度も通らなかったので……(笑)😂
ただ最近になって自分が経験したオーストラリアでのワーホリ生活について振り返る機会があり、その時に〝国は違ってもワーホリの中身はほとんど変わらない〟ということも感じました。
実際、ワーホリ目的で当ブログに来られる方も多いので、とりあえず自分が経験した範囲で分かること、伝えたいことについて幾つか記事を書いてみようと思いました。
今回は「ワーホリの際に知っておきたいこと」を5つ、理由を踏まえて説明していきます。
情報収集を怠らない
海外で暮らしていくために最も大切なことの1つが、情報収集だと思っています。
言葉、文化が違う場所で生きていくことは、想像以上に大変です。家探しの際に騙されたとか、職場で違法な低賃金で働かされ続けただとか、そういった類の話はワーホリ界隈では日常茶飯事です。
危険な目に遭わないためにも、情報を集めておくことはワーホリをする上で必要不可欠なことだと知っておくべきだと思います。語学学校で仲良くなった友達、シェアメイト、周りの人と上手くコミュニケーションを取ってなるべく広く情報を集めるようにしましょう。
このエリアはあまり治安が良くないので夜は近付かないようにする、この地域はアクセントが異なるので同じ英語でも聞き取りづらい可能性がある……など、現地に住んでいなくてもググればある程度分かることありますし、詳しく知りたければ留学エージェントに相談してみるのもアリです。
しっかり準備しておくで、必要のない不安やトラブルを避けることができます。
むやみやたらに日本人や日本に関することを避けない
せっかくワーホリに来たのだから……と、日本との関わりを完全にシャットダウンしようとする人がいますが、異文化に完全に対応できるという人は少なく、普通はどうしてもストレスが溜まります。
語学習得を目的にしている以上、母国語との関係を絶って現地の文化にどっぷり浸ろうと思うのは当然かもしれませんが、そのせいでワーホリ自体がストレスになってしまっては元も子もありません。せっかく海を渡ったのに早々に帰国してしまった、という話もワーホリ界隈では本当によくある話です。
海外で支えになってくれるのは、間違いなく日本人、そして日本の文化です。
英語漬けで頭が重くなってきたと感じた時は、迷わず日本語に触れて下さい。家族やパートナー、友人と連絡を取り合ってもいいですし、本、映画、音楽などから取り入れてもいいと思います。きっと頭がリフレッシュできて、その後に繋がるはずです。
また、情報収集という面でも日本人を避けることは得でないかもしれません。
「うちの大家さんが、空きが出たから入居者を募集してるって言ってるよ〜」、「来月から仕事変えるから、代わりにうちのレストランで働かない? マネージャーに代わりを探してこいって言われてるんだけど……」
こんな感じで、家探しや仕事探しの際に日本人の友人から話をもらったということもワーホリではよくあります。
無駄に自分を縛り付けることをせず、柔軟になれる人の方が上手にワーホリを楽しんでいるような気がします。
英語がペラペラになりたいと思わない
ワーホリに行く人の多くが、英語を話せるようになることを目標の1つに掲げています。
中には「英語がペラペラになる」と強く意気込んで来る人もいますが、そういう理想は持たない方がいいというのが持論です。
文法やリーディングはちゃんと勉強すればネイティブ並みに上達する人もいるかもしれません(正直、ネイティブは文法をそんなに気にしていない)が、ワーホリの1、2年で英語がネイティブ並みに上達するということは基本的にありません。
よっぽど才能のある人なら別ですが、おそらく大多数の人の最終到達点は「英語を使ってネイティブとコミュニケーションが取れるようになる」というレベルだと思います。
こう言うとガッカリする人もいるかもしれませんが、ワーホリ前と比べると全く違うとも気付くはずです。英語でコミュニケーションできるようになったという経験が、後の本格的な留学の1歩となり、就活におけるストロングポイントとなり、外国人のパートナーができるきっかけに繋がる場合だってあるでしょう。
英語がペラペラになりたいとは思わず、英語を使って意思疎通できることを目標にして過ごすと次第に自信がついてくるはずですし、英語を使うのが楽しくなってくると思います。
現地で好きなことを見つける
ワーホリ生活をより有意義にするには、好きなことを見つけることも大切です。
自分の場合、滞在していたメルボルンが独自のカフェ文化を持った町だと知っていたので、独立した美味しいカフェ巡りを楽しむことを日課にしていましたし、全豪オープンの期間中は朝から晩までテニスコートに入り浸っていたこともありました。
ワーホリ期間中に何か1つでも自分の楽しみを見つけられると、そのために頑張れると思います。
イギリスの場合、欧州サッカーの総本山ということでプレミアリーグやチャンピオンズリーグを現地観できる機会も多いでしょうし、大英博物館を始めとした無料で入れる博物館や美術館なども多いです。
せっかく海外で暮らす貴重な時間があるわけですから、帰国した際に「もっとああしておけば良かったな〜」と思うのでなく、「本当に色々経験して楽しかったな〜」と思えるような時間の過ごし方ができればいいと思います。
ちなみにビザには色々な種類がありますが、仕事をしながら長期滞在が許されるワーホリビザ、実はかなり貴重なんですよね。
自分は婚約者ビザ、配偶者ビザを取りましたがかなり複雑で、お金も取られるし面倒くさいことだらけです。学生ビザで渡英した友人は、仕事に制約があってなかなか思うように仕事が見つけられず、ワーホリが羨ましいとも言っていました。
貴重なワーホリ生活をより輝かせるためにも、現地での日々の楽しみを見つけられるといいと思います。
人と比べない
人は、すぐ比べたがります。
性別、お金、スキル……等、本当に何でも比較しようとします。比べて良い時もありますが、基本的には比べたところで大したメリットにならないことの方が多いです。
特にワーホリをする人が陥りやすいのは、自分の英語力を他人と比較してしまうことです。
〝あの人、もうこんなに聞き取れてる……、この人、もうこんなに話せてる……〟
そうやってネガティブになる人が多いですが、学習スピードに差が出るのは当然ですし、英語に触れてきた期間も人それぞれなので、そんなことを比べてもしょうがないです。
人は人、自分は自分、と割り切って、自分ができる範囲で頑張る方が絶対に得でしょう。
自分より少しレベルの高い人、物を目標にすること、それが比べることの唯一のメリットかもしれません。
まとめ
というわけで、今回はワーホリの際に知っておきたいことについて書いてみました。
いかがだったでしょうか?
これらの多くは、実は自分がワーホリ後に感じたことです。
〝あの時こういうことが分かっていたら、もっとワーホリを楽しめたかもしれない〟と気付いたことであり、また、そうならないよう現在のイギリス生活で心掛けていることでもあります。
1度きりのワーホリ生活をできるだけ有意義なものにするためにも、今回述べたことを頭の片隅に置いておくと、きっといつか役立つと思います。
これからワーホリに来られる方、既にワーホリ中の方、皆さん頑張って下さい!
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