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幻のハンバーガーショップ「WIMPY」に行ってみた!

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先日、某ハンバーガーチェーン店が提供したハンバーガーが広告と違い過ぎるとして消費者から集団訴訟を起こされたというニュースが話題になっていたが、さすがはバーガー大国というだけあって、人々のハンバーガーに対する熱はきっとどこよりも熱いのだろう。

買ったハンバーガーと広告の「食い違い」 必ずしも同じに見えないのはなぜか - BBCニュース
米バーガーキングのメニュー写真は実際の商品より大きいとして、フロリダ州で客たちが集団訴訟を起こした。問題となる行為はないと、同社は主張している。こうした「食い違い」はなぜ起こるのか。

そんなアメリカに負けず劣らず、ここイギリスでもハンバーガーは大人気で、お馴染みの有名チェーン店からオシャレなレストランまで、ロンドン中心部に行けば本当に沢山のハンバーガーショップを見ることができる。

そんな中、先日出掛けた際にちょっと聞き馴染みのないハンバーガーショップを見つけたので紹介したいと思う。

その名も、 WIMPY

マクドナルド、バーガーキング、ウェンディーズくらいまでは知っているが、ウィンピーというのはちょっと聞いたことがない……🤔

というわけで調べてみると、どうやらこの WIMPY 、日本における〝幻のハンバーガーショップ〟として知る人ぞ知るお店らしいということが判明した……!!

WIMPYとは?

WIMPY(ウィンピー)は1934年、アメリカ合衆国インディアナ州ブルーミントンに1号店を開店、その後、大きいハンバーガーを売りに中西部で規模を拡大させていった。

しかし1954年、創業者のエドワード・ゴールド氏がイギリスの飲食チェーンにライセンスを売却したことで今度はイギリスで販路拡大を目指すことになるが、それが功を奏し、結果的にウィンピーはイギリスで成功することになった。

現在もイギリスには多く店舗が残っており、公式ホームページによるとイギリス全土(スコットランド含む)に66店舗あるそうだ。【2023年9月現在】

そんなイギリスで一躍有名になったウィンピーだが、現在は南アフリカの企業に買収され、首都ヨハネスブルクに本社を構えている。南アフリカ全土に452もの店舗を構えているとのことで、向かう先に必ずウィンピーあり、と南アフリカW杯時の取材スタッフのブログにも書かれていた。

お世話になっているファーストフード店 | ゲキサカ
『シュート!』『DAYS』など過去の名作から『ブルーロック』『ゲキさぶっ!!』まで大人気サッカー漫画がズラリ。

南アでは、イギリス以上にポピュラーなハンバーガーチェーン店として浸透しているようだ。

日本とWIMPYの関係性

ちなみに日本との関わりについて調べてみると、実はかつて日本にも存在していたらしい。

イギリス・ウィンピー社と日本の食品会社「東食」が事業提携し、1970年に大阪の心斎橋に日本のウィンピー1号店を開店。

あの「マクドナルド」や「ミスタードーナツ」(どちらも1971年)よりも早く日本に進出してきた、言うなれば日本における外食チェーン店のはしりだったようだが、残念ながら1998年に日本からは完全撤退してしまったとのこと。

WIMPYという名前の由来

WIMPY という名前は、アメリカのカートゥーンアニメ『ポパイ』に登場するハンバーガー好きのキャラクター〝J. Wellington Wimpy〟に由来するのだそうだ。

https://popeye.fandom.com/wiki/J._Wellington_Wimpy

知らない人は、ポパイ公式YouTubeから当時のウィンピーの姿を見ることができるぞ↓↓

実際にWIMPYに行ってみた!

WIMPYについて色々と分かってきたところで、実際にお店に行って食べてみることに!

昔のハリウッド映画に出てくるような古き良きアメリカンダイナーを模した雰囲気で、ここだけ全然イギリスじゃないのがまた良い(笑)🇺🇸

メニュー表をじっくり見たのち、 Original Quaterpounder Cheese Double Patty セット(£12.25)を注文。

うちのガキんちょは、先に運ばれてきたバニラシェイク(£4.20)に早くも夢中。

これからメインがやって来るから、あんまり飲み過ぎないようにね……😂

そうこうしている間に、お待ちかねのハンバーガーが到着!!🍔

豪快に齧り付くには、まさに最適のサイズと言ってもいい。

というわけで口いっぱいに頬張ると、全粒粉を使用して仄かな酸味と弾力のあるバンズ、みっちり詰まった〝100% British Beef〟のパテ、そして溶けたチーズと〝ウィンピー・スペシャルソース〟がマッチして最高 👍

これだけ入ってたったの 1257kcal なんだから、そりゃ人気に決まってる。食べ盛りのラグビー部員や相撲部員なら、きっと一瞬で平らげてしまうはず。

追いソースがしたくなったら、店員さんに言えば容器ごと持って来てくれる。ちなみに〝Special〟と書かれたソースのお味は、あの「ビッグマッ◯ソース」とほぼ一緒!

ただしイギリス(オーストラリアも同じだった)では普通にスーパーであの味が買えてしまうので、正直そこまで〝スペシャル感〟は無いのかも?

我が家でハンバーガーを作る際は必ずハインツのバーガーソースを使っている。日本のスーパーではあまり見かけないかもしれないが、どうやら Amazon では売っている模様。

ちなみに〝Wimpy Wednesday〟という、水曜日に行くと通常のセット(ハンバーガー、ポテト、ドリンク)がいつもより安くが食べられる日があるので、この記事を見てイギリスでウィンピーに行きたくなった方は、ぜひ水曜に行ってみてほしい!

まとめ

昔懐かしのスタイルを貫く、老舗のハンバーガーショップ〝WIMPY〟🍔

日本に上陸した初めての外食チェーン店として歴史に名を残したものの、業績的には思うような結果を残すことができず、早々に撤退してしまった。後にマクドナルドが爆発的にブレイクしたことを考えると、時代が違えばマクドナルドでなく、ウィンピーこそが日本におけるファストフードの主役になっていたのかもしれない。

イギリスに来た際は、かつての日本との関わりを懐かしみながら味わって食べてみてほしい。

ロンドン周辺だとウェンブリーくらいしかアクセスのいい店舗がないため、サッカーやラグビー観戦の際に立ち寄ってみるときっといい思い出になるはずだ。

マクドナルド創業のストーリーを描いた映画『ファウンダー』、面白かったのでオススメ!🍟

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