イギリス屈指の観光地として知られる、バース。
有名なローマ時代の公衆浴場跡を始め、歴史的な建造物が多く残されていることから町自体が世界遺産に登録されています。
今回はそんなバースの観光スポットについてまとめてみましたので、良ければ参考にしてみて下さい 👌
Pulteney Bridge(パルトニー橋)

バースを紹介する際にガイドブックなどでよく目にするのが、エイボン川に架かる パルトニー橋 を写した景色です。
バースの有力者だったパルトニー家の依頼を受けて、スコットランドの建築家「ロバート・アダム」の設計によって1774年に建てられましたこの橋は、ジョージアン様式の歴史的な建築物として国の重要文化財(グレード1)に指定されています。
美しいアーチと洪水防止のために造られた堰によって生み出される独特な川の流れは、まさに唯一無二!

パルトニー橋はこのように大通りと繋がっており、両端に店舗が立ち並んでいるため橋を渡っている感覚にならないかもしれません。
このような造りの橋はパルトニー橋を含めて世界に4つしか存在しなく、かなり珍しいそうです。

撮影日は雨のせいで川が増水してしまっていましたが、穏やかな日のパルトニー橋の景色は本当に美しいです。
2012年に公開された映画『レ・ミゼラブル』のロケ地としても知られており、ラッセル・クロウ演じるジャヴェール警部がセーヌ川に身を投げるシーン、あれは実はバースだったんですね 🇬🇧
橋の上のこちらのハンドメイド・ジュエリーショップはホテルの観光冊子で紹介されており、奥さんは気に入ったピアスがあったようで購入していました。
橋を渡った先には、イングランド「プレミアシップ・ラグビー」に所属する Bath Rugby(バース・ラグビー)のオフィシャルストアもあります 🏉
Holburne Museum(ホルボーン美術館)

パルトニー橋を渡って真っ直ぐ大通りを進むと、 ホルボーン美術館 が見えてきます。
シンメトリーの美しいデザインの建物は元々はホテルとして建てられ、現在はイギリスの重要文化財に指定されています。

コレクションのほとんどは、かつてバースに暮らしていた元海軍の「ホルボーン準男爵」から譲り受けたもので、有名な『青衣の少年』の絵の作者で知られるトマス・ゲインズバラ、ナショナル・ギャラリーの巨大な馬の絵でお馴染みのジョージ・スタッブスなど、有名なイギリス画家たちの作品が展示されています。

スタッブスの絵には、やっぱり馬が登場していました(笑)
ちなみに、こちらはNetflix『ブリジャートン家』の撮影地にもなっているのだそう。
こうして色々な番組の撮影地に使われているということも、古き良きイギリスの美しい街並みを残すバースならではという感じです 🇬🇧

Roman Baths(ローマン・バス)


ローマン・バス は、バースにおいて絶対に外せない観光スポットの1つ 💡
ローマ時代に築かれた神殿の中にある巨大な公衆浴場跡を巡ると、古代人がどのようにお風呂を楽しんでいたかがよく分かって非常に面白いです ♨️
他にも人々に崇められていた「スリス・ミネルバ」という女神のブロンズ像や、泉に投げられていた当時の銀貨など、浴場跡から発掘された多くの貴重な品々も展示されており、バースの歴史を深く知ることができます。

ローマン・バスについては個別に詳しく書いた記事がありますので、興味のある方は是非そちらも参考にしてみて下さい。
Thermae Bath Spa(サーメ・バース・スパ)


水質の安全面からローマン・バスで泳ぐことができなくなってしまったことにより、2006年に満を持してオープンした サーメ・バース・スパ は、バースの源泉を使ったイギリス唯一の天然温泉施設として人々に親しまれています。
Tripadvisory より引用
ただし〝温泉〟といっても日本人が想像するものではなく、温泉成分の入った「温水プール」という方が表現的には正しいような気がします。
硫黄の臭いや、温泉特有のお湯のとろみなどもありません。
それでも有名な屋上プール(温泉成分なし)から景色を眺めながらのんびり泳いだり、数種類のサウナを楽しんだり、マッサージが受けられたり、娯楽施設と思えば結構楽しめると思います 👌
最初はあまり乗り気でなかった自分も、最終的にはガッツリ楽しみました(笑)
温泉と言われているエリアの水温(36℃程度)は確かにもっとあってもいいと思いましたが、制限時間の2時間しっかり楽しむとなるとこれくらいが適温なのかもしれませんね。
水着を持参すれば、バスタオル、バスローブ、コインロッカーなどは全て無料で貸してもらえるため手間も掛かりません。
また、施設内のカフェを利用すると滞在時間を30分延長することも可能です。
16歳未満の子供は入場できないので、そこだけ注意して下さい。


少人数でゆっくりしたいという方は、建物の向かいにある「クロス・バス」という施設も利用できます 👌
Thermae Bath Spa より引用

Jane Austen Centre(ジェーン・オースティン・センター)


『高慢と偏見』や『説得』などで知られるイギリスの女性作家「ジェーン・オースティン」の記念館、 ジェーン・オースティン・センター もバースの人気観光スポットです 📚
オースティンゆかりの品が展示されているほか、当時のファッションを体験できるコーナーや、コリン・ファース演じる〝ミスター・ダーシー〟の肖像画が飾られたティールームでアフタヌーンティーができたり、ファンならきっと楽しめる場所です!
ちなみに、2025年はオースティンの生誕250周年!!
毎年開催されているジェーン・オースティン・フェスティバルも、今年は10日間と過去最長になるそうなので、是非この時期に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか?


Royal Crescent(ロイヤル・クレッセント)


バースには美しい建物が多いですが、その中でも際立っているのが ロイヤル・クレッセント だと思います。
地元バースの建築家「ジョン・ウッド Jr.」によって設計されたジョージアン洋式の建物は、その曲線美から〝世界一美しい集合住宅〟とも呼ばれているそうです。


30軒もの住居(テラスハウス)が連なる形をしているのですが、建物が重要文化財に指定された現在でも一般の方が生活しているほか、一部は博物館や高級ホテルとしても利用されています。

Persephone Books(ペルセポネ・ブックス)


ペルセポネ・ブックス は、主に19世紀〜20世紀にかけて活動した女性作家の作品を取り扱っている、いわゆる〝フェミニスト書店〟と呼ばれる独立出版社です。
グレーのブランドカラーは店の外装だけでなく、店頭に並ぶ書籍の表紙にも使われるなど、シンプルでありながらも洗練されていてお洒落です ✨
元々は大英博物館があるブルームズベリー地区を拠点にしていましたが、最近になってバースに移転してきたとのことなので、ロンドン時代に訪れたことのある方もいるかもしれませんね。


この出版社の特徴は、〝廃刊になった女性作家の作品の復刻〟を活動目的としていることで、中でもウィニフレッド・ワトソンという女性作家の『Miss Pettigrew Lives for a Day』という復刻本はベストセラーにもなり、大きな話題になりました。
1930年代のロンドンで平凡な家庭教師と華やかなナイトクラブの歌手との友情を描いたこの物語は、戦前にイギリス、アメリカ、オーストラリアなどで人気を博し、映画化も決まっていましたが、日本による真珠湾攻撃によってハリウッドは戦意高揚のための映画制作に協力せざるを得なくなり、映画化の話は消えてしまいました。
晩年、ワトソンは〝日本が真珠湾攻撃をあと半年遅らせてくれたら……〟と振り返ったそうですが、そんな彼女の作品を蘇らせたのがペルセポネ・ブックスだったというわけです。


2001年に本の再版が始まると、2008年にはアカデミー女優のフランシス・マクドーマンドが主演する映画も公開されました。
ワトソンは2002年に他界してしまったため、残念ながら映像化には立ち会えませんでしたが、約70年の時を経て、『Miss Pettigrew Lives for a Day』は遂に銀幕デビューを果たすことができたというわけです。


話が少し逸れてしまいましたが、このように一度過去のものとなってしまった作品を多く蘇らせている珍しい書店、本好きの方は是非一度訪れてみると面白いと思います 📚


まとめ


というわけで、今回はイギリスの地方都市バースの人気観光スポットについてまとめてみました!
小さな街なので観光エリアがまとまっており、公共交通機関を使うことなく徒歩だけで遊び尽くせてしまうのもバースの魅力だと思います。
歴史ある古い街ですが、周辺には大学や語学学校といった教育施設が多く、中心部は常に多くの人で活気に溢れているのも印象的でした。
ロンドンから電車で1時間半ということもあり、観光だけでなく留学という面でも人気だそうですよ!
世界遺産の街バース、是非訪れてみて下さい 🇬🇧

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