イギリスの温かなクリスマスカード文化

暮らし

イギリスでは、クリスマスに「クリスマスカード」を送る習慣がある。

12月に入ってから少しずつ届き始め、クリスマスが過ぎるまで自宅に飾っておくのが一般的だ。家族や友人だけでなく、ご近所さんにも送り合ったりするのが 英国流

自分も奥さんと一緒に色々と書いていたが、中にはお年玉のように現金を入れたりしている人も意外といた。

というわけでかなり年賀状文化と似たような雰囲気だが、日本が最近になってSNSで挨拶を済ませる方向に変わってきている中、イギリスでは依然として直筆のメッセージが入ったカードを送り合う文化を大切にしているらしい。

どこか古くささもあるが、これはこれで温かみを感じられて良いと自分は思う。

というわけで、クリスマスまでには部屋に大量のクリスマスカードが並ぶ。どんな感じか分かるようにとりあえず我が家のクリスマスカードの一部を撮ってみた。

面白かったのは、こんなに沢山のカードが届いたのにもかかわらず、なんと1つもカードのデザインが被っていなかったということ。それだけ、イギリスには多くのクリスマスカードが売られているというわけだ。

イギリスの有名な文具店「WHSmith」を覗いてたところ、普通のクリスマスカードだけではなく、お父さん(Dad)、お母さん(Mum)に向けたものだけでなく、夫(Hudband)、妻(Wife)、息子(Son)、娘(Daughter)、孫(Grandson)、孫娘(Granddaughter)、叔母さん(Auntie)、甥っ子(Nephew)など、関係性に合った専用カードまでしっかり用意されている徹底ぶり。

クリスマス当日は、家族や親戚などと共にクリスマスディナー(サンデーローストとほぼ同じ)を楽しんだ。自宅で料理する家庭もあれば、今年の自分たちがそうだったようにレストランで済ませてから皆で家に移動する家庭もある。

ターキー、ヨークシャープディング、マッシュドポテト、ロースト・ベジタブル(特に〝芽キャベツ〟はイギリスでは定番)、そしてスタッフィングと呼ばれる肉団子、それらにグレービーソースをたっぷり掛けて頂く。

まぁ確かにお肉が沢山で豪華ではあるが、個人的にはそこまで美味しいと思ったことがない……(笑)それでもイギリス人はこれが大好きらしいので、自分も〝なるほど〟という感じで毎回食べている。

そんな感じで、2023年最後の記事を締めくくりたいと思う。今年は去年以上に色々な変化があった年(良い意味で)だと感じているが、2024年も負けじと食らいついて、イギリス生活を頑張っていきたいと思う。

それでは皆さん、良いお年を!🎄

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