前回に続いて、ベルギーの首都ブリュッセルの街歩き。
グランプラスのレストランへ
市庁舎の真正面にある「Le Paon」というレストランへ。
残念ながらテラス席は空きがなく店内に座ることになったが、市庁舎をバックに少し高い位置から広場全体を見渡すことが出来てかえって良かった。静かにゆったりと寛ぎたい人にはオススメ。
まずは、本場のベルギービールで乾杯 🍻
注文したのはミートボールのトマトソース煮のようなものと、牛ほほ肉のワイン煮込みのようなもの。どちらも想像していたよりもシンプルな味付けで、初めて食べる味というよりはむしろ〝どこか懐かしい味〟といった雰囲気の方が近かった。
ビール専門店へ
レストランを後にし、グランプラス近くのビール専門店を訪れた。棚にはぎっしりとベルギービールが並び、ビール好きには堪らない場所だろう。
ノンアルコールビールも種類豊富に取り揃えられており、イギリスでは手に入らない地元ベルギー産のものばかり。
サッカー好きにはお馴染み、ベルギー代表の〝赤い悪魔〟の帽子も発見。ちなみにマンチェスター・ユナイテッドも同じ愛称を持っているが、実はベルギー代表の方が60年ほども古い「元祖」であることはあまり知られていない。
大聖堂へ
続いて向かったのは、ブリュッセル中央駅からすぐ近くのサン・ミッシェル大聖堂。
ツインタワーのような形のゴシック様式の建物は、高さ69メートルもある。
現ベルギー国王のフィリップ国王とマチルダ王妃の結婚式が行なわれたのもこの場所で、現在の天皇皇后両陛下もご出席されている。
目の前の小さな広場には、第5代ベルギー国王「ボードゥアン1世」の銅像が鎮座。
少し離れた場所にある、別の像とも一緒に撮ってみた。
王立美術館
ベルギー観光の最後のため、今度は王立美術館へ向かう。
駅から続く緩やかな坂を登ると「芸術の丘」と呼ばれる見晴らしのいい場所があり、色鮮やかな「モン・デ・ザール庭園」を背景にブリュッセルの街並みを一望できる。
丘の先には「王立広場」があり、構えるように佇む大きな教会が正面に見えてくる。
石畳の上をトラムが走っていく様子やロマとみられる老人がアコーディオンを奏でている光景は、なんともヨーロッパ風情があっていい。
そして、ようやく王立美術館へ。日本語でも表記されていて何だか嬉しかった。
ブリュッセルに来てから奥さんがよく〝Merci〟と言っていて、自分もそれを真似するようになった。現地の言葉でその土地の人々と挨拶をするだけでも、旅の充実度というものは変わってくるのかもしれない。
想像していたよりずっと大きな建物で、展示されている数も多く、じっくり見て周ったらあっという間に2時間近く経ってしまった。
というわけで、楽しかった旅にも終わり告げる時がやってきた。
ブリュッセル中央駅からブリュッセル南駅に向かい、そこからユーロスターに乗ってイギリスへと向かう。
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というわけで、イギリスに移住してきて初めての海外旅行を満喫したわけだが、オランダとベルギーは距離も近く、それでいて違った雰囲気も味わえるので旅行先としてオススメだ!
次回にブリュッセル南駅からイギリスに戻る様子と、EU諸国から帰国する際の免税手続きについて紹介してオランダ・ベルギー旅行についての記事を全て終えたいと思う。
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