今回はベルギーからイギリスに戻ってくる際の 免税手続き について紹介する。
自分はこの方法で実際に免税を受けることができたので、興味のある方は参考にしてみてほしい。ややこしそうだから……と諦めてしまう人もいるかもしれないが、実際は意外と簡単だったので是非ともトライしてみてほしい!
免税を受ける前に知っておきたいこと
免税の条件
海外で購入した物の全てに免税が適応されるわけではなく、しっかりとした条件があるということをまずは知っておきたい。
条件は以下の通り。
これらの条件を満たして初めて免税を受けられる。逆にこれらの要件を満たしていなければ、いくらお土産を買ったところで1円も戻ってこないので注意したい。
EUで免税をする際の注意点
以上の条件を満たしていれば免税を受けられるが、EU加盟国での免税は普通の国とは違って独特なので気を付けたい。
普通、海外旅行から免税手続きを受けるのは出国する際だが、EU加盟国では EU圏内の〝最終出発地点〟で免税手続きが行なわれる 。
今回自分たちが訪れたオランダ、ベルギーは共にEU加盟国なため、オランダで購入したものも含めて免税は全て最終出発地のベルギーで手続きを行なった。
EUで買ったお土産は全て、出国する最後のEU加盟国で免税する。
これだけは忘れずに覚えておこう!
今回自分が免税手続きを申請した商品は、アムステルダムの「ハイネケン・エクスペリエンス」で購入したハイネケングッズ。ベルギーでは大きな買い物をしなかったので、免税品はオランダの物のみとなった。
お店で貰った免税用のレシートを確認したところ、総額の77.75ユーロから 11.43ユーロ が戻ってくるとのこと。
①オンラインでの手続き
まずはレシートにあるQRコードより「vatfree.com」というウェブサイト(アプリでも可)にアクセスし、手続きに必要な個人情報を登録してアカウントを作成する。
無事にアカウントを作成し終わると、写真のように自分の手続きのステータスが確認できるようになった。
この時点ではまだ税関でチェックを受けていないので、ステータスは Waiting for customs stamp(税関でのハンコ待ち) となっている。
②税関での手続き
というわけで、ベルギー出国前に税関で免税品のチェックを受けるぞ!
今回は空路でなくユーロスターを利用してロンドンまで戻るため、ブリュッセル南駅にある税関窓口へ向かった。
Douane とは、フランス語で「税関」という意味。フランス語は1ミリも知らないため、とりあえず〝ドウアン〟で覚えた。駅ではずっと「堂安、堂安」と言いながら歩いていたが、日本人には分かりやすくて Good ⚽️
商品とレシートを見せてサクッとスタンプを頂こうと思ったのだが、まさかの免税書類が必要だと押し返されそうになる……
それでも「ハイネケン・エクスペリエンスではオンラインで済ませられるって言ってたんだけど?」と言ってレシートとオンラインで登録済みの情報を見せるとちゃんとスタンプを押してくれた。
「国や場所によってやり方が違うからややこしいんだよね……」と言っていたが、まぁ確かにややこしそうではあった。とりあえず、こちらから「免税できます!」とハッキリ言い切ってしまえばいい。STAP細胞並みの自信を持って、もう宣言してしまう感じで、どうぞ。
税関でスタンプを貰ったら、後は列車に揺られて2時間ちょい。
アムステルダムからブリュッセルへ移動した際に利用した姉妹列車「タリス」とほとんど変わらず、むしろどちらかというとタリスの方がちょっと高級感があって乗り心地が良かったかもしれない。
ヨーロッパの電車っていつも結構汚れているが、これって日本でも同じなんだろうか?
ベルギーチョコレートを食べながらゆっくり過ごし、ようやくロンドン・セントパンクラス駅へ帰還。
自分にとってロンドンなんてどう考えても外国なわけだが、言語が全て英語に戻っただけで安心感が違う……それだけ自分がイギリス生活に慣れてきたってこと?
帰国後
それから約2週間が経ったある日、1通のメールが入っていた。
どうやら免税手続きが無事に済み、お店側から vatfree.com に返金用のお金が支払われたとのこと!
というわけで送金して貰うべく、提示された選択肢の中から返金方法を選ぶ。
カード口座振込み、Paypal、そしてSEPA(単一ユーロ決済圏)の3種類。
自分は口座振込みを選択したが、€2の手数料が掛かるため受取り額が9.76ユーロに目減りしてしまった……今考えればこれくらいの額、Paypal に回しても別によかったのに。
「手数料マジか〜」とダラダラ引きずりながら、後はお金が戻ってくるのを待つだけ!
約3日後、Monzoの口座に通知が来たので確認してみたところ、無事にお金が戻ってきていた!!
というわけでこれからEU加盟国へ旅行する方は、ぜひ参考にしてみてほしい 🇪🇺
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