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【日本→イギリス】運転免許証を切り替えてみた!

各種手続き
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早いものでイギリスに住み始めてから3年半が経ちますが、先日、ようやくイギリスの運転免許証をゲットしました 👏

というわけで、今回は日本の免許証をイギリスの運転免許証に切り替える方法について説明していきます!!

運転免許証の切り替えに必要なもの

  • 日本の運転免許証(有効期限内のもの)
  • 運転免許証抜粋証明書
  • DVLA(Driver & Vehicle Licensing Agency /英国運転免許庁)の申請用紙
  • 郵便局のPostal Order(ポスタル・オーダー)

「自動車運転免許証抜粋証明書」の取得

免許の切り替えにあたってまず最初に行なわなければいけないのは、「自動車運転免許抜粋証明書」の取得です。

抜粋証明書という言葉だけ聞くとイマイチ何のことかよく分かりませんが、要は日本の運転免許証の〝英訳〟です。

公式書類なのでこの作業は自分1人ではできず、在英日本大使館の力を借りる必要があります 🇯🇵

遠方の方は郵送でも対応してもらえますが、ロンドンエリアにお住まいの方は直接行って済ませた方がラクですね。

証明書の申請に必要なものは、以下の3点。

  • 日本の運転免許証
  • パスポート
  • 自動車運転免許抜粋証明書申請書

自動車運転免許証抜粋証明書の「申請書」は大使館の待合室に置いてあるので、受付の順番を待っている間に記入すればOK。

受付で手続きを済ませた後、4営業日後に証明書を受け取りに再訪することになります。その際、証明書の発行手数料を取られますが、基本的には 現金払い となり、カード払いは オンライン申請をした者に限る とのこと。

詳しくは 在英日本大使館ホーページ を参照してください。

というわけで、こちらが 自動車運転免許抜粋証明書 です。

申請書には、〝発行から長い期間が経過すると、証明書の効力が失われてしまう場合があります……〟と注意書きがありましたが、自分がこの証明書を取得したのは渡英直後で、実際にDVLAに申請したのが3年半後。

温めに温めていたわけですが(忘れていただけ)、それでも無事に免許証を交付してもらえたわけで、とりあえず3年半は効力がある(?)ということが証明されました 😂

とはいえ、これから申請される方は早く送るに越したことありません。

DVLAの申請書(D1フォーム)の記入方法

自動車運転免許証抜粋証明書をゲットしたら、次に DVLA に送る申請書類が必要です。

  • DVLAに対する申請書(D1フォーム)
  • 自動車運転免許証抜粋証明書
  • 日本の運転免許証の原本(有効期限内のものに限る)
  • £43の手数料分の Postal Order

DVLAの申請書、通称〝D1フォーム〟は、 郵便局 に置いてあります。

茶色い封筒に入っているのが、そのD1フォームですね 📮

封筒に同封されている説明冊子を参考に書いていくわけですが、この後、書き方などについて説明していきます。

赤線で示している箇所が、埋めなければいけない項目となります。

① What are you applying for?(申請目的)

To Exchange my non-UK licence for a GB licence に ❌ 印。

  • Which country issued it? → JAPAN
  • In which country did you pass your test? → JAPAN

② Your details(個人情報)

  • Title(敬称)
  • Surname(苗字)
  • First Names(名前)
  • Address(住所)
  • Country you were born in(出生地)
  • What date did you come to live in the UK?(イギリスへの到着日)

それぞれ記入。

③ Your eyesight(視力)

Are you able to read a car number plate from 20 meters and meet the legal vision requirement in section A of the important notes?(20メートル離れた場所から車のナンバープレートを視認できますか?)

  • Yes, without glasses or corrective lenses(裸眼)
  • Yes, with glasses or corrective lenses(眼鏡、もしくはコンタクトレンズ有り)

いずれかを選択。

④ Your health(基礎疾患)

ここから、裏面。

てんかん等、疾患をお持ちの方のみ回答。

⑤ Your proof of identity(身分証明)

身分証明に関しては、Part A – proving your identity digitally(デジタル証明)より、シェアコード(Sから始まるもの)を記入するだけでOKです。

シェアコードは、Home Office で eVisa を登録している方はログインすれば確認できます。

⑦ Your declaration(宣誓)

申請書の記入日とサイン、証明写真をシールに添付。

サインし終わったら、最後にチェックリスト。

  • The correct fee of → £43
  • Cheque or postal order number → ポスタル・オーダー番号 (後で説明)

それぞれ記入。

自分は Your last licence の箇所に ❌ を付けていますが、これはなくても大丈夫なようです。

申請書類の提出

書類が全て揃ったら、郵便局に行って申請書類をDVLAに送ります。

その際、申請費用は Postal Order と呼ばれる郵便小切手で支払う形となります。銀行の小切手でも大丈夫ですが、ポスタル・オーダーが手っ取り早いのでオススメです。

こちらが、ポスタル・オーダー。

窓口で注文するといくら入れるか聞かれるので、£43(申請費)と答えて、発行手数料(£5ほど)を含めた金額を支払うと貰えます。

ちなみに、支払いは 現金払い でした。

イギリスはキャッシュレス社会ですが、この免許切り替え作業に限ってはほぼ現金しか使えなかったので面倒くさかったです。

無事にポスタル・オーダーをゲットしたら、最後に用紙下部に印字された20桁のポスタル・オーダー番号をDVLAの申請書のチェックリスト欄に記入して、ようやく郵送できる状態となります 🇬🇧

封筒にDVLAの申請用紙、自動車運転免許証抜粋証明書、ポスタル・オーダー、そして日本の運転免許証を入れ、後は郵送するだけ。

———1st Class, please.

と言うと〝速達〟にしてくれるので、DVLAのあるウェールズまでの郵送費(£5くらい)を払い、トラッキング番号の載ったレシートを受け取って終了です。

後は、無事にイギリスの運転免許証が郵送されてくるのを待つだけ…… 🙏

申請書類に不備があった場合

それから約1週間後、遂にDVLAから封筒が到着!!

免許証だと思って封筒を開けてみると……

どうやら、記入漏れがあったようです…… 🥲

ご丁寧に「❌ 印のところだけ書いて再送してね〜」とあったので、再度、該当箇所を記入してDVLAに送り返しました。最初の郵送費(£5)だけ無駄になってしまいました。

※ちなみに、先ほどの説明では記入漏れした箇所もちゃんとカバーしていますのでご安心を。

イギリスの運転免許証が自宅に届く

そして、それから約1週間後……

遂に、イギリスの運転免許証をゲットできましたーー!!!🎊

日本だと免許の更新は3年 or 5年ごとになりますが、イギリスでは何と10年!!

自分の免許証は申請の翌月に期限切れを迎えていたことから、切り替えたとしても、もしかしたら有効期限はそのままかもしれない……と覚悟していただけに、10年間も期限が伸びて返ってきたのは予想外でした。

ちなみに後から調べていて分かったのですが、海外で暮らしている間に免許の期限が切れてしまった人のために日本にも〝特例措置〟というものも設けられているようです。

免許が失効して帰国した際も、失効後3年以内で、帰国後1か月以内であ
れば、学科試験と技能試験が免除されて免許を取得することができます。

警察庁ホームページ|https://www.npa.go.jp/bureau/traffic/menkyo/syuuseimatome.pdf

というわけで、失効してから3年以内に帰国することが決まっている方は、慌ててイギリスの免許に更新する必要もないのかもしれません。

日本の免許証はどうなる?

DVLAに送った日本の運転免許証は大使館経由で返還されることもあるそうですが、話によると 100%ではない ようです。

自分のような移住者なら特に問題ありませんが、ワーホリ、留学、駐在などで来られる方は免許証が返ってこないと帰国の際に困りますよね…… 😅

在英日本大使館のホームページによると、どうやらイギリスでは日本の免許証のみで1年間は特に何の手続きもなく運転が可能だそうなので、不安な方はとりあえずは切り替えをせず、一旦、日本の免許証だけで運転して様子見するのもいいかもしれません(6.英国で車を運転するその他の方法

というわけで、日本の免許証が無事に戻ってきたらまたここに追記したいと思います!

まとめ

というわけで、今回は日本の運転免許証をイギリスで切り替えた話を書いてみました 🇯🇵 🇬🇧

ざっくり、おさらいすると……

  1. 在英日本大使館で「自動車運転免許証抜粋証明書」を手に入れる
  2. 郵便局で「DVLA申請書類」を手に入れる
  3. 申請書類をDVLAを送付する
  4. イギリスの運転免許証が郵送される

こんな感じ!

是非、参考になれば嬉しいです 👍

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