イギリス婚約者ビザの申請に用意した書類

婚約者ビザ

ようやく努力の甲斐あって、イギリスの婚約者ビザをゲットすることができたー!!

というわけで、今回はイギリス婚約者ビザの申請に用意した書類について書いていく。

必要書類は頻繁に変更されるため、申請の際は「UK visas and immigration」のウェブサイトを要確認!

自分が用意したもの

自身を証明するもの

  • パスポートのコピー
  • 戸籍謄本(英訳)
  • IELTS Life Skills A-1 の合格証明書
  • 大学の卒業証明書(英訳)

※戸籍謄本は個人を特定する重要書類となるので英訳は専門業者に任せた方がいい。自分は 株式会社翻訳センター という会社に依頼した。

交際を証明するもの

  • パートナーとの通話及びチャット履歴(What’s App, Skype, LINE等)
  • パートナーと一緒に写った写真
  • これまで贈り合ったプレゼントや手紙の写真
  • 両親の署名が入った交際確認書
  • パートナーとのこれまでの関係の経緯を綴ったもの(Confirmation Letter)
  • イギリス行きの航空券を購入した際の領収書

※チャットの履歴はしっかりと「日付」が分かるようにしてスクショし、ひと月ごとに8枚ほど写真を載せるようにした。

その他

  • オーストラリア移民局から取得したワーホリビザの許可証
  • ワーホリビザを取った際に支払った「Tax Invoice」及び領収書
  • オーストラリアへの渡航及び帰国した際の航空券のコピー
  • オーストラリアで取得した「Tax File Number」のコピー
  • ビザ申請にあたって作成した添え状(Covering Letter)

※過去に海外に居住経験のある方はその時の書類も必要となる。自分はワーホリでメルボルンに住んでいたことがあったので、その際に取得した書類も添付した。

彼女に用意してもらったもの

彼女自身を証明するもの

  • パスポートのコピー
  • Council Tax の領収証
  • P60(納税証明書)
  • 直近6ヶ月分の給与明細
  • 直近6ヶ月分の Bank Statement(銀行取引明細書)
  • 勤務先の企業からの在籍証明、及び推薦状(Reference Letter)

交際を証明するもの

  • パートナーの両親の署名が入った交際確認書
  • 前夫との離婚証明書

その他

  • 居住環境の適格証明書(新居が建築前であり、パートナーが両親と同居しているため)
  • パートナーの両親が支払っている水道代の領収書
  • 英国国内における結婚式場の予約状

書類サイズ、提出方法

書類は全て A4サイズ 且つ PDF で作成されたもので、当たり前だが全て英語である必要がある。

提出は「英国ビザ移民局」のウェブサイトから。

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申請までに要した時間

ビザ申請において一番大変な作業が、おそらく書類作成だろう。

入国のためのビザが懸かる重要な書類ということで、求められる書類も細かく多岐に渡る。当事者2人の資料だけでなく、互いの家族に関する資料も提出しなければならないので、2人で時間を合わせて協力して進めていかなければならない。

最終的に自分が実際に提出した書類は〝59〟にも及んだが、それらの書類を全て作成するのにおおよそ数ヶ月は掛かった。

その理由の1つとして、日本とイギリスの〝時差〟が挙げられる。

日本とイギリスには約9時間の時差があるため、お互いが書類作成のために時間を割ける時間というのが限られてくる。そのため書類作成に関して日々話し合いながら地道に進めていった。

  • 何の資料が必要か?
  • どうやって集めていくか?
  • 期限をいつに設定するか?

こんな感じで自分たちのやるべき事を明確にしていくと、スムーズに進められる。

悩みながら自分たちの交際を証明するSNSのやり取りを切り抜いたり、自分たちで翻訳できない戸籍謄本などの重要書類の翻訳を外部に発注しなければいけなかったり、互いの両親に書類を取ってきてもらったり、式場を手配したり……、本当にやらなければいけないことは山ほどある。

エージェントを利用すべきか?

個人でやるか、エージェントに任せるか。

これはビザ取得を考える人にとっての最初の分かれ道だと思うが、結論から言えば、〝お金のある人はエージェントを利用すればいい〟し、〝お金のない人は自力でやるしかない〟というだけの話。

自分はプロに任せるまでの予算が無かったので後者を選ばざるを得なかったが、そのおかげで彼女との絆も深まったし、〝自分たちでやり遂げた〟という成功体験を得ることもでき、おかげで自信も付いた。

どちらも良い点、悪い点があるので、2人で色々と相談して決めるのがいい。

個人でやる場合

  • 最低限の費用しか掛からない
  • ビザを取得した際、自分たちで成し遂げたという成功体験を得られる
  • ビザの知識を自力で学ぶ必要がある
  • 確実にビザを取れる保証がない
  • 時間が掛かる

エージェントに任せる場合

  • ビザ申請にかかる負担を大幅に軽減できる
  • より確実にビザを取得できる
  • 個人でやるのに比べて大幅にコストが掛かる
  • 2人の共同作業がなくなる

以下、イギリスのビザ代行を請け負っているエージェントのサイトを載せておく。

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婚約者ビザの申請に掛かった金額

というわけで、最後にビザ申請に掛かった費用を発表して終わりたいと思う。

今回、自分がイギリスの婚約者ビザを取得する際に掛かった金額は……

約27万円!!

この金額を〝多い〟と捉えるか〝少ない〟と捉えるかは人それぞれだが、実際自分がビザ取得に支払った金額は「書類の翻訳費」や「IELTS Life Skillsの受験費」なども全て含めてこんな感じ。

個人でビザ取得を目指すとこれくらいすると分かったので、ビザ代行エージェントに頼むとすればきっとこの倍近くかかるんじゃないだろうか。さすがに婚約者ビザに50万の価値はないかなぁ、入国後6か月以内に結婚できるだけで他に出来ることは1つもないし。就業できるとかならまだ分かるけど。

とはいえ27万も払ってもし却下されていたら、きっと爆発していたと思う(笑)

聞くところによると申請費は年々増加しているらしく、いつかこの27万という額でさえ〝安い〟と言える日が来てしまうのだろうか……考えるだけでゾッとする。

まとめ

海外移住の最初のステップとなる、ビザ申請。

イギリスから用意してもらわなければいけないものも含めて、揃えなければいけない書類が多いので大変な作業になるだろう。

互いに忙しい中、多くの時間と労力を割く必要があるため、当然ストレスも溜まる。作業の途中で大喧嘩をして別れそうになったというカップルの話も聞いたことがある(笑)

とりあえず実際に経験して言えることは、〝慌てず、マイペースに進めていくこと〟だと思う。

ビザ申請は他の人と比較するものではなく、自分たちで1歩ずつ着実に登っていけばいいという気持ちでやっていけば必ず良い結果が届くと思うので頑張ってほしい。

ちなみに、書類提出後は「英国ビザ申請センター」という場所に行って生体認証登録(バイオメトリクス)とパスポート提出をすることになる。

英国ビザ申請センターのオフィスは東京と大阪にしかないので遠方の方には負担になってしまうが、これが最後のプロセスと思ってぜひやり遂げてほしい。

Good Luck!

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コメント

  1. nakanaka3eb より:

    こんにちは!拝見させていただき大変参考になりました!
    質問なのですが、ビザ発給はどのように確認すれは良いですか?
    (中にハンコ、外側にシールで表示等)
    ご教示いただけるとうれしいです!
    どうぞよろしくお願いいたします!

    • YASU より:

      nakanaka3eb さん:

      はじめまして、コメントありがとうございます 🙂
      婚約者ビザの確認という質問に関してですが、申請後にパスポートが返却された際、中に個人情報が載った〝Entry Clearance(入国査証)〟という黄色いシールが貼られていれば、それがビザに該当します。スタンプなどは無く、そのステッカー1枚のみでした。