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ミラノ|アンブロジアーナ絵画館、ブレラ美術館、スカラ座を巡る

Travel ✈️
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サッカー旅行の目的でミラノに来たわけですが、せっかくなので何箇所か観光施設にも立ち寄りました。

流石はイタリアというだけあって、第一級の芸術作品が拝めます。

アンブロジアーナ絵画館

まずは地下鉄M1線コルドゥージオ駅から歩いて5分ほどの場所にある、アンブロジーナ絵画館へ。

〝絵画館〟とありますが、骨董品やアクセサリーなども展示されており、博物館のような感じでした。

『果物籠』|カラヴァッジョ

イタリアの巨匠「カラバッジョ」が描いた『果物籠』は、西洋美術史における最初の独立した静物画と言われており、〝イタリア美術史上、最高の静物画〟との呼び声高い作品だそうです。

後で知って驚いたのですが、実はカラバッジョってとんでもなく問題のある人物だったそうですね。トラブル絡みで何度も刑務所に行ったり、挙げ句には殺人までして指名手配になってしまって、逃走資金を稼ぐために絵を描いていた……という、相当ぶっ飛んだ人だったそうです。

螺旋階段を登り、中庭を見下ろすと、どこか中世の世界にタイムスリップしてしまったかのような雰囲気になります。

『音楽家の肖像』|レオナルド・ダ・ヴィンチ

こちらはレオナルド・ダ・ヴィンチが男性をモチーフに描いたとされる唯一の作品で、男性が手に持った楽譜からポリフォニー(多声音楽)であることが分かっていますが、曲については謎だそうです。

そもそも、作品自体が未完であるとのこと。

そして、こちらが併設されている図書館。

ここでは本を読むことはできませんが、その代わりにレオナルド・ダ・ヴィンチが約40年に渡って書き残してきた貴重なメモ = 「レオナルド・ダ・ヴィンチ手稿」が展示されています。

ダヴィンチの膨大なメモがまとめられていた革製の冊子も展示されている。

この手稿はレオナルドの死後、弟子であるフランチェスコ・メルツィによって相続、編纂され、その後は時代の流れによって様々な形で分割されて、現在はイタリアの他、フランス、スペイン、イギリス、アメリカ(ビル・ゲイツが保有)などに点在しています。

全手稿の約3分の2は既に失われており、現存するのは5000ページほど。

アンブロジアーナ図書館が所有しているのはその中でも最も大規模なもので、俗に「アトランティコ手稿」と呼ばれており、数学、幾何学、天文学、植物学、動物学、土木工学、軍事技術などの資料が多いそうです。

「光と影」についての研究(左)と、遺跡における「ダム建設」についての資料(右)

今年開催された大阪万博イタリア館でも数点の展示があってチケットが取れないほど大盛況だったと聞きましたが、現地ではじっくり見学することができました。

図書館を抜けた先の出口の方が、どちらかというと正面玄関っぽく見える。

あまり関係ない話かもしれませんが、ここで荷物を預けて見学する方は、出口へ向かうとそのまま外に出てしまうことになります。

自分は預け荷物の存在を忘れてそのままカフェに行ったり、買い物したりして、1時間ほどぶらついた後、ようやく手ぶらであることに気付いて慌てて戻りました(笑)

順序的に一度入館したら玄関に戻ってくることはないはず(?)なので、荷物を受け取る際は一度外に出た後、再び正面玄関から入って荷物を受け取る必要があるので注意です。

アンブロジアーナ絵画館 (Pinacoteca Ambrosiana)

ブレラ美術館

時間がなかったので流し見程度しかできませんでしたが、ブレラ美術館にも行きました。

元々はイエズス会の建物だったのをミラノ公国の統治者であったマリア・テレジアが入手して宮殿とし、その後、ミラノを手に入れたナポレオンによって美術館が整備された歴史があります。

敷地内には、美術アカデミーや植物園なども入っている。

観光客と学生が入り混じっているような場所で、普通に発表会をしていたり、階段でお昼を食べている学生がいたりしてミラノの何気ない日常を感じられる場所でもありました。

『接吻』|フランチェスコ・アイエツ

男女のキスを描いたロマンティックな作品は、さながらディズニーの世界観。

この絵が描かれた当時、イタリアはオーストリアとの独立戦争の真っ最中であり、密かにナポレオン率いるフランスと対オーストリア同盟(プロンビエールの密約)を結んでいたのだそうで、絵に政治的なメタファー(暗喩)が見受けられるという話です。

  • 男性:赤いタイツ、緑のコート = 🇮🇹
  • 女性:青と白のドレス = 🇫🇷
『エマオの晩餐』|カラヴァッジョ

———本作はカラヴァッジョがローマでラヌッチョ・トマッソーニを殺害後、逃亡先のコロンナ家の所有地で描かれたもので……。

説明文のインパクトが強すぎて絵の内容が頭に入ってきませんが、光と影(キアロスクーロ)を操った人物というだけあって、己の人生にもはっきり明暗を残すのは真のプロフェッショナル。

天才であり、極悪人———。

〝二刀流〟を突き詰めると、行き着く先はカラバッジョということでしょうか。

他にも有名な作品が多く展示されていたそうですが、この日はこの後に色々と予定があったのでゆっくり楽しむ時間がありませんでした。

展示されている絵もアンブロジアーナ絵画館と比べて多いので、先にこちらを訪れるべきだったかも?

ブレラ美術館 (Pinacoteca di Brera)

スカラ座

———サッカー界〝スカラ座〟と呼ばれるジュゼッペ・メアッツァを訪れたなら、本家本元も訪れなあかんやろ。

というわけで、世界三大劇場の一つである「スカラ座」にも行ってきました。

ちなみにオペラは一度も観たことがありませんし、どこをどうやって楽しむかも分からないド素人ですが、とりあえず素晴らしい雰囲気の劇場であるということだけは理解できました(笑)

真ん中にプッチーニ氏の胸像がある。

自分が見学し始めてすぐに日本人観光客向けのガイドツアーが始まったので、しれっと隣で聞いていたのですが、建物の歴史的背景は何となく理解できても、肝心のオペラについてが全く分からないままだったので、いつかもっと大人になったら経験してみたいと思いました(笑)

なんでもここスカラ座ではイタリアの作曲家ジャコモ・プッチーニの代表作、『蝶々夫人』の初演が行なわれた場所でもあるとのことで、劇場内には彼の胸像も飾られていましたが、オペラ初心者の自分にとっては、

———いや、そもそもプッチーニって誰やねん。

とイマイチよく分からなかったので、その場で Gemini 先生に「サッカーイタリア代表で例えてみて」とお願いしたところ……

ジャコモ・プッチーニの音楽性や生涯のドラマ性をサッカーイタリア代表(アズーリ)のレジェンドに例えるなら、フランチェスコ・トッティ や ロベルト・バッジョ、あるいは アンドレア・ピルロ のハイブリッドと言えます。

Google Gemini

という回答が返ってきて、ここで初めてプッチーニさんの化け物っぷりを知って腰が抜けそうになりました。

化け物級のレジェンド、俺たちのジャコモ・プッチーニさん。

———PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持つ者だけだ。

サッカー史に刻まれた名言を残した稀代のファンタジスタですらプッチーニさんの前ではハイブリッドなわけですから、彼がいかにレジェンド・オブ・レジェンドだったかは容易に理解できます。

劇場内は、めちゃくちゃゴージャス。

両サイドの個室ブースは座席じゃなくて普通に椅子なのが意外でしたが、中央に用意された液晶パネルでは上演中に解説が見れたりするなど、現代に合わせた楽しみ方もできるようになっているそう。

見学時は運良く(?)リハーサルの準備風景を見ることができた。

イタリアオペラ最高峰の劇場というだけあって歴史的に貴重な展示も沢山あり、文字通り、オペラ好きには堪らない場所だと思います。

館内では、実際にスカラ座で上演されたオペラの映像も流れているので本番はどんな雰囲気なのかも知ることができて良かったです。

スカラ座 (Teatro alla Scala)

今回紹介した場所どれも徒歩圏内、というかミラノ自体がギュッとまとまっているので観光しやすい街だと思いました。

というわけで、次回はまたサッカーネタに戻って、今度はACミランの観戦記をアップします!

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