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女王の眠る地、英国ウィンザーを歩く(2)

イギリス
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前回紹介したイートンエリアからウィンザーへと引き返し、今度はウィンザー城へと向かいます。

女王の眠る地、英国ウィンザーを歩く(1)
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イートンエリアを散歩していた頃から気温もグッと上がり、強い日差しが降り注ぎ始めたので、堪らず日焼け止めとサングラスを取り出しました。

坂を登る足を止めて丘に聳えるウィンザー城を見上げてみると、本当に〝要塞〟のようです。

滑らかな円柱型の城壁、これぞまさにヨーロッパの城といった雰囲気で良いですね。

途中、歩道にこんなものが。

「The Queen’s Walkway(女王の通り道)」という名のプレートは、2015年に故エリザベス2世の治世(63年7か月と3日)を記念して、ウィンザー周辺の63箇所の名所(総距離6・373km)を結ぶルートの目印として設置されたのだそうです。

それまでの記録は〝大英帝国〟の象徴とも言える「ビクトリア女王」が持っていました(63年7か月と2日)が、エリザベス2世がその記録を抜き、現在のレコードホルダーとなっています。

所要時間は約2時間とのこと、時間のある方はルートに沿って1周してみると面白いと思います。

The Queen's Walkway Windsor
The Queen’s Walkway is a 6.3km (approximately 4 miles) self guided walking trail connecting 63 of Windsor’s most signifi...

ビクトリア女王の銅像が建っている通りを奥に進むと、入場口が見えてきます。

事前購入した場合、チケットは大人30ポンド、子供(5才〜17才)15ポンド。当日券だともう少し高くなります。

空港のような厳重なセキュリティーを抜けて、いざ入場です。

ウィンザー城は、初代イングランド王「ウィリアム1世」が1070年頃に砦を築いたことが始まりとされており、その後、歴代の君主によって何度も建て替え、改修、増築が行われ、現在の姿に至るそう。

そのため、建築様式が異なる箇所が幾つもあるのだとか。

チケットはオーディオガイド込みとなので、誰でも無料で借りることができます。日本語にも対応しているので是非利用しましょう 🇯🇵

中央に見えるラウンド・タワーには、国王が過ごしている間は「国王旗」が、それ以外は「英国旗(ユニオン・ジャック)」が靡きます。

「The Moat Garden」と呼ばれる庭園にも入ることができました。開放的でとても気持ちよかったです。

ちなみに庭園はいつも入れるわけではないらしく、今回はたまたまタイミング良く公開されている時に来れたみたいです。

ウィンザー城は居住者がいる城としては最大、かつヨーロッパで最も長く使用されている城としても有名です。

城の内部は撮影できませんが、ロイヤルファミリーの住居ということで絢爛豪華な雰囲気を味わうことができます。

英国王室の歴史的な品だけでなく、日本を含めた世界中から献上された貴重な品々がずらりと展示されており、世界におけるイギリスの地位を誇示する〝プライド〟のようなものも窺える気がしました。

いずれにせよ、圧巻です。

個人的にはイングランドの象徴とも言える「ヘンリー8世」が着用したとされる鎧を見れたのが良かったです。王様の体型に合わせて、鎧もどことなくぽっちゃりしているところが好きです。

Top things to see and do at Windsor Castle
Make the most of your visit to the Castle

一般公開はされていないみたいですが、敷地内の王室図書館には500以上ものシェイクスピアの作品が保管されているほか、レオナルド・ダ・ヴィンチが40年間にわたって記録した『ダ・ヴィンチ手稿』のうち、解剖学や地理学などに関するスケッチも残されているとのこと。

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というわけで、最後にエリザベス2世の眠る「聖ジョージ礼拝堂」に向かいます。
(近衛兵の写真を撮ったあたりで、スマホの充電がひっそり切れました)

礼拝堂は予想通り大行列でしたが、最後に女王の墓標を拝むことができて本当に良かったです。夫のフィリップ王配、両親のジョージ6世、エリザベス皇太后、妹のマーガレット王女も一緒に埋葬されています。

奥さんは込み上げてくるものがあったようで、静かに泣きながら眺めていましたが、自分もその気持ちは分かる気がしました。

BBCの記事に堂内の写真が載っているので、興味のある方はそちらも参照してみて下さい。実際に見ると、思いのほか質素で驚くと思います。

エリザベス英女王の墓標、写真公開 両親や夫の名前と共に - BBCニュース
新しく刻まれた墓標には、エリザベス女王のほか、両親と夫フィリップ殿下の名前と生没年が記されている。

という感じで、レゴランドから4回に渡ったウィンザー旅行記もこれで終了です。本当にいい夏の思い出になりました。

1日じっくり街歩きをしましたが、本当に雰囲気が素晴らしく、英国の〝誇り〟を大切に守り続けている特別な場所だと実感しました。イギリスに住んでいる限り、きっとまた訪れると思います。今度は電車で行ってみたいですね。

ワーホリ中の方はもちろん、観光でロンドンに来られる方にもお勧めできると思います 🇬🇧

街の様子については Instagram にアップする予定なので、興味があれば是非そちらもチェックしてみて下さい 📸

次回は、エミレーツ・スタジアムでのアーセナル観戦記をアップします。サッカー好き、プレミア好きの方は是非楽しみにしていて下さい ⚽️ 🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

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