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アーセナルのアンセム「North London Forever」は北ロンドンの歴史と想いを乗せた名曲!

サッカー
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イギリスに来ると、サポーターたちがスタジアム内外で応援するクラブのアンセムや応援歌を合唱する光景を必ずと言っていいほど目にします 🇬🇧

リヴァプールの本拠地アンフィールドで歌われる「You’ll Never Walk Alone」は世界的に知られたところですし、チェルシーのスタンフォード・ブリッジで歌われる「Blue is the colour」もサッカーファンにはお馴染みです ⚽️

アーセナルはというと、新本拠地エミレーツ・スタジアムで2022年からThe Angel(North London Forever)という曲を試合前に歌うのが恒例になっています。

Islington(イズリントン区)出身のシンガーソングライター「Louis Dunford」が作ったこの曲は、地元「北ロンドン」の街の歴史の移ろい、それでも変わらない人々への想いなどを歌ったセンチメンタルなメロディーが特徴です。

自分も満員のスタジアムでこの合唱を聴いた時は、さすがに感動しましたね……✨

地元愛に溢れたMVがまた魅力的で良いんですよね〜、ついつい何回も繰り返して観てしまいます(笑)

ちなみに Louis のお母様は「Londa Robson」というイギリス人女優で、BBCのホームコメディドラマやトークショーなどに出演している有名な方 🇬🇧

MVの中にも、ちょこっとだけ登場していますよ(笑)

元々、この曲は地元〝North London〟について書いた曲で、アーセナルのために書いたものではなかったそうですが、サポーターたちが曲を聴き始め、次第に拡散されていき、最終的にはアルテタ監督から直々に「この曲をアーセナルのアンセムとして使いたい!」と連絡があったんだそう!

そんな「North London Forever」のサビの部分の歌詞と、日本語訳を書いてみました 📝

North London Forever
(ノース・ロンドンよ、永遠に)

Whatever the weather, these streets are our own
(天気なんか関係ない、この通りは俺たちのものだ)

And my heart will leave you, never
(俺の心は、お前から絶対に離れない)

My blood will forever run through the stone
(この血は永遠にノース・ロンドンの地に流れ続けているんだ

最後の〝Run through the stone〟という部分は抽象的なため、他にも解釈があると思いますが、いずれにせよスタジアム全体が一体となって勝利のために気持ちを1つにする、アルテタ監督になってからの新生アーセナルにピッタリの曲だと思います!!

このサビだけでも覚えてからスタジアムへ行くとよりガナーズの試合を楽しめるはずなので、自分のような初心者グーナーの皆さんは是非覚えてみて下さいね ✌️

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ちなみにこれは余談ですが、Louisは若い時に友人の1人を事件で亡くしており、この曲について調べているうちに、もしかするとその時の想いも一緒に乗せて書いているのかもしれないとも思ったりもしました。

ギャングに絡まれて無関係なのに刺されてしまったわけですが、Louisは実際にその場で彼を介抱していたんだそう。

そう考えるとサビの最後の歌詞がなんとなく腑に落ちるような気もするんですよね、blood と the stone ってもしかするとそういう記憶から出てきた言葉だったりするのかなぁ〜と。stone を〝墓石〟と捉えることもできますし。

「俺の血はまだお前と繋がってるよ、お前はまだ俺の中で生きてるぜ」みたいな、ね。

自分たちは単なるサッカーソングとして歌っていますが、この曲には本来もっと深い、彼にしか分からない想いが詰まった曲なのかもしれません。

それでも毎試合この地で大勢のサポーターが「North London Forever」を合唱することで、アーセナルを応援するという以上に、〝この街の記憶を繋ぎ止めておきたい〟と思う彼の気持ちに微力ながら貢献できているのではないでしょうか。

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