肌寒い日が多くなってきた、イギリス。季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。
ということで、今回はイギリスの大手ドラッグストア「Boots」で購入できる市販薬について紹介していきます 💊
スポーツ/エナジードリンク
風邪を引いた時にも役立つ、スポドリ or エナドリ。
イギリスにも幾つか売っていますが、中でも有名なのはコレ!

———Lucozade(ルコゼード)
英国が誇る、元祖エナジードリンク。
「レッドブル? モンスターエナジー? いやいや、僕はルコゼード」
これが言えたら、あなたはもう完全にブリティッシュです 🇬🇧
そんなイギリスでは圧倒的知名度を誇るルコゼードですが、体調不良の際にもよく飲まれています。うちの奥さんなんか、風邪気味になったら有無を言わさずまずはコレ。
ただし〝強炭酸〟なので、風邪気味の日本人の身体に合うかと言われると微妙なところ。自分は炭酸の無いスポドリタイプの Lucozade Sport を飲むことが多いです。
また、「タブレット」も便利でおすすめ 💡
発熱、胃腸炎、下痢などから脱水症状になるのを防ぐための〝経口補水液〟を、タブレットを水に溶かすだけで簡単に作れます!(リンクは Amazon UK)
こちらの SIS(Science In Sport)というブランドのタブレットは、イギリスでは有名です。
トローチ/のど飴

「Strepsils」は喉の痛みを和らげたり、殺菌成分が含まれるトローチ薬。
のど飴と似ていますが、ちゃんとした薬なので服用の際は容量を守って正しく使うようにしましょう。
ハニー&レモン、ストロベリー、チェリー、オレンジ+ビタミンC など味のバリエーションが多いのも特徴で、自分も喉から風邪を引いたと感じた時はよくコレを使います ☝️

こちらは、のど飴です。
Jakemans というイングランドのブランドで、ハニー&レモンが特におすすめ 🐝
人工着色料や甘味料が使われていないので、身体にも優しいのが嬉しいですね!自分は風邪気味の時だけでなく、外出時にも2つか3つ、この〝のど飴〟を持って外出するようにしています。
ロンドン中心部、特に地下鉄は本当に空気が汚いので、喉を守るためにも自分は常備していますね。
Lozenges ☞ 薬用キャンディー、トローチ薬
総合風邪薬

イギリスで最も一般的な風邪薬と言えば、 LEMSIP(レムシップ)でしょう 💊
熱を下げ、痛みを和らげる解熱鎮痛成分の Paracetamol(パラセタモール)や、鼻詰まりなどの血管収縮成分のある Phenylephrine Hydrochloride(フェニレフリン塩酸塩)が含まれている薬です。
「錠剤タイプ」とお湯に溶かして飲む「粉末タイプ」がありますが、個人的には粉末タイプが好みです。特にハニーレモン味はホットドリンクとして意外に美味しく、しんどくて食欲のない時でもちびちび飲めるので助かります。
風邪を引いたら、とりあえずこれを服用するという感じですね!
ちなみにMAXじゃない普通バージョンのものもありますが、違いは薬の〝含有量〟で、小柄な日本人なら通常バージョンで十分だと思います。

そんなレムシップ、実はイギリスでは「インフルエンザ」に罹った際の薬としても知られています。
日本では病院で「抗インフル薬」を処方してもらうのが一般的ですが、イギリスは基本的に〝風邪薬で治す〟ということになっています。
インフルに罹っても病院ではろくに診てくれません、なぜなら「インフルエンザ = 風邪」なので 😅
というわけで、総合風邪薬もしっかり FLU(インフルエンザ)対応というわけです。インフルになった時にしっかり効くかどうかは……プラシーボ効果によるところだと自分は考えています(笑)
- Paracetamol ☞ 解熱・鎮痛
- Phenylephrine Hydrochloride ☞ 鼻詰まり
解熱頭痛薬

先ほど紹介した総合風邪薬にも含まれている、パラセタモール。
総合風邪薬は色々な薬がミックスされている分、値段がお高めですが、とにかく〝解熱鎮痛だけでいい!!〟という方はこちらのパラセタモール単体を買うといいと思います。
1箱1ポンド程度と、かなり安く手に入ります。
花粉症対策

花粉症持ちの自分にとって、毎シーズン必ずお世話になるのがこの「抗アレルギー薬」です。
こっちはスギ花粉などはないのですが、代わりに芝(Grass)花粉という、よく分からないものが目や鼻を徹底的に苦しめてきます……
というわけで、シーズンが迫ってくると Boots にもこれら坑アレルギー薬が一斉に店頭に並び始めます。
基本的にどの錠剤も「One a Day」タイプなので、朝1錠飲めば丸1日OKというのがラクでいいです!(これもやっぱり日本の方が効く気がしますが、まぁ飲まんよりマシでしょう)

また、「Optrex」というブランドの花粉症用の目薬も売っています!
コレはプラシーボ効果でなく、ちゃんと効く気がしますね(笑)
個人的にはスーっとする目薬が欲しいのですが、イギリスにはメンソール系の目薬は売られていないため、残念ながらイギリスで〝織田裕二〟になることはできません 😭
僕はイギリスでも織田裕二になりたいぞ!という方、忘れずに日本から持参しましょう。
Hayfever ☞ 花粉症
皮膚の症状全般

以前、手に湿疹ができてしまった時、奥さんが勧めてくれたのが Sudocrem という塗布薬。
奥さん曰く、イギリスでは〝肌荒れの万能薬〟として知られているそうで、赤ちゃんのオムツ荒れ(Nappy Rash)にも使われるとのこと 👶
自分は肌が強い方ではないので何度かこの薬にお世話になっていますが、確かに良いと思います!
ほかに Eczema(皮膚炎)、Surface Wound’s(切り傷)、Sunburn(日焼け)、Acne(ニキビ)など、皮膚に異常があった際は大体はこれを塗ればOKといった感じ 👌
下痢止め

こちらは、Diarrhoea(下痢)を抑える薬。
医学用語なので難しいですが、医者に診てもらう時は自分で説明しなきゃいけないのでこれくらいの医学用語は覚えておいて損はありません。
発音は「ダエーリア」といった感じです。
自分は抗生物質を服用する際、お医師さんから使用を勧められました。
そこまで使う機会はないかもしれませんが、一応覚えておくといいかと思います。
酔い止め

こちらは、酔い止め薬。
自分は乗り物酔いの経験がない人間なので、どれくらい効果があるか定かではありませんが、うちのがきんちょは長距離移動の際に時々服用しています 🚗
ちゃんと効くみたいですよ。
その他
最後に、薬以外に Boots で買える便利グッズを幾つか紹介していきます 💡

まずは「マスク」ですね。
脱コロナをいち早く実現したイギリスというだけあって、最近はほとんどマスクを着けている人を見かけませんが、それでもマスクはちゃんと売られているので安心して下さい。
風邪を引いた時、エアコンが強すぎる部屋でシェアハウスをしなければいけない時、花粉症の時、ぜひ使いましょう 👍

次に絆創膏、イギリスでは Plaster(プラスター)と呼びます。
小さいものから大きいものまで、ウォータープルーフのものもあります。
日本と特に変わりませんね。

絶対無いと思っていた〝熱さまシート〟がイギリスにもあると分かった時の衝撃は、今でも忘れません。
Migraine は「偏頭痛」という意味ですが、自分は冷蔵庫で冷やして熱が出た時に使っています 👌

バイトで手荒れしてしまった際に購入した、絹手袋。
コットン100%なので通気性がよく、蒸れにくく、お肌に優しいです。
まとめ

というわけで、今回はイギリスのドラッグストア「Boots」で購入できる市販薬について紹介してみました!
どれを買えばいいか分からない際はカウンターに行って簡単に症状を伝えると、薬剤師の方が適切なアドバイスくれるので心配ありません 👌
ちなみに、自分は「パブロン・ビオフェルミン・太田胃酸」の3つは〝三種の神器〟として未だにイギリスでも使っています。
イギリスの薬を使いつつ、頼るべきところではしっかり日本製にこだわるというスタンスがベストではないでしょうか。やっぱり身体に合う、合わないがありますからね〜、特に西洋人と日本人では服用量も違うので。
というわけで、今回はイギリスのドラッグストア「Boots」で買える薬を紹介してみました!
渡英の際の参考になれば嬉しいです。
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