皆様、明けましておめでとうございます。
2024年になったと思いきや、既に1月も半分が過ぎてしまいました。2024年もバラエティーに富んだイギリスの〝今〟を色々とお届けできるように頑張っていこうと思いますので、今後とも当ブログ「テムズの畔で」を宜しくお願い致します。
ところで気付いた方もおられるかと思いますが、今年は気分を変えて文体を「ですます調」に変えていきたいと思います。理由は特にありません、なんとなくです。
さてさて、新年から日本は地震や事故などで災難続きのようですが、実はイギリスでも日本が話題になっていまして……
「イギリス史上最大の冤罪事件」と言われており、先日、テレビドラマ化されてニュースにもなった富士通のスキャンダルです。
イギリス議会でも主要なテーマになるなど、現在英国で最もホット(悪い意味で)なニュースと言ってもいいかもしれません。
どんな事件だったのかを簡単に説明すると、1990年〜2015にかけて富士通のシステムを導入していたイギリス国内の郵便局で会計システムに関する誤作動が相次ぎ、900人以上の郵便局員の方々が横領や不正の罪に問われた、という話です。
問題が深刻なのは、それが理由で収監されたり自殺者まで出ているということ。
富士通はイギリス政府とかなり親密な関係らしく、〝富士通なしでは政府が機能しない〟とまで言われていたらしいですが、今後一体どうなっていくんでしょうか……😅
ぶっちゃけそこまで郵便局を利用することはない(というのも、常にめちゃくちゃ混んでいるので)のですが、イギリスで暮らす日本人としてはとりあえず公正な結果が得られ、皆が納得できる形で終われるようにしてほしいです。
前述したドラマは民放大手ITVの配信サービス「ITVX」で無料で観ることができます。(イギリス在住者のみ)
ちなみにイギリスの郵便といえば、ポンキッキーズの1コーナーとして登場していた「ポストマンパット」が大好きで、「ポストマンパット、ポストマンパット、郵便屋さんとぶち猫ちゃん〜♪」と竹中直人氏が歌う有名なあのテーマソングを子供の頃によく口ずさんでいた記憶があります。
肝心の内容はさっぱり覚えていませんが……笑
実際にイギリスのアンティークショップで絵本を発見した時はちょっと感動しましたね〜、背表紙が外れかかっていたのでその時は買いませんでしたが。
興味のある方は、イギリスの地元のアンティークショップを訪れた際のブログもぜひ読んでみてください。
それでは!
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富士通の事件に関するBBCの記事も載せておきますので、英語の勉強にも是非どうぞ。
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コメント
はじめまして。興味深く拝読いたしました。
一つ質問がございます。
英国の郵便局は常に混雑されているとのことですが、
どのような理由からなのでしょう。
日本では、郵便局が人でごった返していることなど滅多にないので気になりました。
支局が少ないのでしょうか。あるいは日本にはないサービスを提供しているとか?
ご教示いただけますと幸いです。
はじめまして、コメントありがとうございます。質問を頂いてから自分でも少し考えてみたのですが、個人的にイギリスの郵便局はスタッフの数が少ないような気がします。例えば、近所の郵便局だと局員2人で回していますし、作業ペースもゆったり、日本のようにテキパキはしていません。支局の数は日本と大差ない気がしますが、客数に対する局員数の少なさが影響しているように思えます。