〝イギリスに到着したらやっぱりまずはロンドンを観光したい〟という自分の要望を受け入れてもらい、到着から数日間だけホテル生活をさせてもらえることに!
ロンドン中心部には無数にホテルがひしめいているのでホテル選ぶにもひと苦労だが、今回はその中から「The Montague On The Gardens」に宿泊することにしたので、実際に宿泊した感想を書いていきたい!
豪華なエントランス
ホテルは縦長のビルのような形でなく、ロンドンにある古い住宅といった感じで横に長い。一見しただけでは気付かずに通りすぎてしまいそう(笑)
自分たちを乗せたタクシーがホテルの前に停車すると、ダンディーなフロントマンがドアを開けてお出迎え。階段を登ってエントランスに踏み入れると、そこには古き良きイギリスのきらびやかな世界が広がっていた。
レッドカーペット、シャンデリア、ポートレート、椅子、そしてカーテンに至るまで、あらゆるものが伝統ある英国といった雰囲気……
チェックインをするためにレセプションへ向かうと、なんと日本人の女性スタッフがお出迎え!
なんでも現在ワーホリでイギリスに滞在中らしく、タイミング良くこのホテルで働けるチャンスを掴んだのだとか。イギリスのワーホリは抽選式で、自分も3回応募したことがあるが結局1度も当選することなく年齢制限の30歳を過ぎてしまった……。
彼女は4回目のチャレンジでようやく切符を掴んだのだと笑って話してくれたが、やはり彼女のように諦めず、常に笑顔でいる人のところに運は集まってくるのだろうと思った。
部屋へと続く廊下にも色々な絵が飾られていて、飽きることがない。
部屋の様子
ホームページでは結構カラフルな部屋の写真が載っていたが、自分たちが宿泊したのは1階のグレーを基調とした落ち着いた雰囲気の部屋だった。
キングサイズのベッドは、大人2人が横になっても余りあるほど十分なスペース!
アメニティー類
用意されていたもの
海外ではホテルにスリッパが用意されていないと聞いていたのであらかじめ持参して行ったのだが、当ホテルでは有難いことに使い捨てスリッパが用意されていた。
ミネラルウォーターはテーブルの上にガラス製のボトルのものが2本置かれていた。当ホテルでは無料だったようだが、ホテルによっては注意書き付きで有料という場合もあるそうなので開ける前に確認した方がいい。
用意されていなかったもの
日本ではホテルのアメニティーとして当然と考えているものが、海外ではそうでないことも多い。
旅行好きなら慣れっこかもしれないが、自分のように海外旅行の経験があまりない人にとっては驚かされることも多い。
特に歯ブラシがなかったのは衝撃的だった。歯ブラシって、絶対あるものだと思ってたから。
というわけで自分はラッセルスクエア駅前にある「Tesco Express」というコンビニで歯ブラシと髭剃りを購入。歯ブラシは2本入りで25ペニー、日本円でなんと約40円という安さにもかかわらず、意外とクオリティが良くて重宝した(笑)
レストラン
ホテル到着後は長旅で疲れていたせいか爆睡、目覚めた頃には夜の7時を過ぎていた。
時差ボケの影響から全く食欲がなかったが、彼女がお腹を空かせていたのでとりあえず1階の Leopard Bar で夕食を摂ることに。
全く食欲が無かったはずが、お洒落な雰囲気に流されてマカロニ&チーズ(£15)を注文してしまった(笑)
何となくアメリカの食べ物というイメージがあったが、実はイギリス人もかなり好きらしい。味は思ったよりあっさりめで、美味しいのだがもう少し甘味がある方が好みかも。
遅れて彼女がオーダーしたハンバーガー(£19)が到着。お腹が空いていたというので凄く嬉しそう……良かったね(笑)
ホテル内のレストランということでお値段はお高めだが、ロンドン中心部ともなれば至る所に飲食店があるので食べるものには事欠かないはず。
ちなみにお水を注文したらボトルが出てきて美味しく飲んだのだが、後から領収書の値段(£13)を見て驚愕……ほとんどメインディッシュの値段と変わらないじゃないか!
後から彼女に聞くと、水道水を注文するなら〝タップウォーター〟と言いましょう、とのこと。この時ばかりは本当に某CMの『それ、早く言ってよ〜……!!』という台詞が自然と出てきてしまった。笑
宿泊の際に知っておくべきこと
タオルの交換方法
宿泊にあたって、「タオルの交換方法」は正しく知っておきたい。
海外のホテルでは日本のようにその都度タオルを交換してくれるわけではないので注意書きをしっかり読む必要がある。The Montague On The Gardens では、丁寧にベッドの上に説明書きが置かれていた。
Your bed linen will be changed each day only when this card is placed on your bed, and your towels will be changed only when they are placed in the bathtub.
ベッドシーツは当カードがベッド上に置かれてある時のみ、毎日交換されます。
THE RED CARNATION HOTEL COLLECTION
同じく、タオルはバスタブの中に入れてある時のみ交換されます。
というわけでタオルの交換を希望する際は、使用済みのものをバスタブに入れておくことが〝交換のサイン〟となるようだ。
というわけで実際に試してみたところ、部屋に戻ってきた頃にはちゃんと新しいものへと交換されていた。
ターンダウン・サービス
ある時、部屋にやって来たスタッフから勧められたのが「ターンダウン」というサービス。よく分からなかったので断ってしまったが、どうやら高級ホテルにはベッドメイキングサービスというものがあるらしい。
ベッドのシーツは替えてもらう必要があるが、寝るためにベッドを整えてもらうサービスは特に必要ないというか、そもそもそういったサービスがあること自体初めて知ったので勉強になった。
最後に、ちょっとだけ気を付けてほしいこと。
大英博物館から戻ってきた日の夜、部屋で食事をしていると誰かが扉をノック。と同時に扉が開いて、ホテルの女性従業員が中に入ってきてしまった。驚く自分たちに女性はタオルを1枚手渡して立ち去ったのだが、なぜ突然入ってきたのか、なぜタオルだったのか、という疑問を残したまま困惑してしまった。
どうやらその従業員が自分たちの部屋の給仕係だったそうなのだが、タオル交換の際に新しいものを1枚置き忘れてきてしまったらしく、後から持ってきたようなのだ。ただ、その間に自分たちが部屋に戻ってきており、知らずに中に入った彼女と鉢合わせてしまったというわけ。
チェックアウト時にフロントにその事を伝えたところ、しっかりと誠意ある対応をして頂いたのでよかったが、ルームサービスの必要ない時は〝Do Not Disturb(部屋に入らないでください)〟としっかり意思表示をしておくのも大事だと思った。
宿泊後の感想
決して大きなホテルではないが、さすがは高級ホテルということで全体的には満足。大通りに面していないので夜も騒音に煩わされることもなく、部屋も十分な広さがあって快適に過ごすことができた。
ピカデリー線の「ラッセル・スクエア駅」まで徒歩5分、また大英博物館の目の前という立地は時間をかけてしっかり博物館を楽しみたい方にはうってつけだろう。
歩くたびに廊下が音を立てたり、トイレの流れもゆっくりだったりと所々で古さも感じたが、歴史のあるイギリスの高級ホテルだからと割り切ってしまえばいいのではないか。
詳細情報
【The Montague on The Gardens】
15 Montague Street, London, WC1B 5B
地下鉄ピカデリー線、ラッセル・スクエア駅より徒歩5分
公式ウェブサイト:https://montaguehotel.com
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